どんなものやらさっぱりわからぬまま、
誘ってもらうがままに、
参加してみました「ダイアログ インザダーク」
メンバーは、勝手知ったる<わらび餅>
夕美子さんと茉璃さん、そして私の三人でした![]()
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青山の、こじゃれた街中にあるビル。
階段を下りたところに入り口があります。
この建物の中で何が起こるのかといいますと、
それは<暗闇体験>です。
お化け屋敷みたいな、
ヒトを驚かせるためのアミューズメントではありません。
そうではなくて、
真っ暗闇とはどんなものか?
その暗闇を歩くとどんな感じか?
飲み物の味、感覚はどんなものか?
などなどを体験できる施設なのです。
数人ずつチームを作って、ガイドさんのアテンドのもと、
順番に体験をしていきます。
私たち参加者は8人、ガイドさん2人の10人での
ショートトリップでした。
…暗闇なので、写真はありません
…
最初と最後に薄暗がりの部屋に通されます。
目を慣らすためですね。
そこで白杖を一人ずつに渡されます。
そして中に入っていくための注意点などを教えられます。
注意点というのは、
<ともかく声を出すように>
ということ。
他のヒトがどこにいるのかわからない
杖を落とした
怖い、そばにきて
などなど、ともかく声を出すように
と言われました
ガイドさんは、目が見えないプロの方々です。
話し上手だし知識はあるし、
頼りがいはあるし、
素晴らしいガイドっぷりでした![]()
暗闇に入っていくと、
この注意が身にしみます![]()
最初に自己紹介したのもうなずけます。
真っ暗闇で誰かに触れた時に
「あなたは誰ですか?」
と何度もきくことになるんです。
杖の大事さも痛感しました。
これで前方をたどると、とりあえずの安全は確保できます。
が、前方は大丈夫だけど上方まではわからない。
暗闇にトンネルのようなところも通ったのですが、
こういう時には、仲間(そう、すでに仲間!)の声が頼りです。
暗闇の中では匂い、温度、音など五感の反応が敏感になります。
それを感じながら歩を進めます。
副題になっているー年のはじめのくらやみー
これはお正月用の催しとして、
神社まいり、屋台の出店、書き初め
という体験をさせてもらえるというものでした。
おもしろいでしょう?
まっくらなところで神社(と思われる場所)までいって、
手水舎(ちょうずしゃ)で手を洗い、
神社のガラガラ、本坪鈴(ほんつぼすず)を鳴らします。
後で夕美子さん
が、
「あの時ね、縄がとっても太く感じられたよね〜」
って言ってましたが、まったく同感![]()
手を合わせ、お参りをします。
暗闇で水に触れ、鈴のついている縄に触れます。
みんなが「おまいりどころではなかった」と言っている中、
私はしっかりおまいりしましたよ、世界平和を〜![]()
そうして次に、みんなで
「香具師(やし)のおじさぁ〜〜ん」
と呼ぶと、左前方から
「は〜〜い、ここだよ〜〜」
と声がします。
声のする方に杖を頼りに近づいて行き、
飲み物を注文します。
私はほうじ茶を頼みました。
普段、感じられないようなほうじ茶のいい香りが漂ってきます。
おせんべいを頼んだヒトの方から、お醤油の焼けた匂いがします。
紙コップから、お茶のあたたかさを感じます。
椅子に座って飲んでいるのですが、
やはり空間認識したいのか、ついつい手をのばして
机の広さをさぐってしまいます。
私が手を伸ばすたびに、触れてしまう手があって、
「誰ですか〜〜?」
ときくたびに、
「私で〜〜す
」
と茉璃さんの声
。
どれだけ茉璃さんの手をにぎったことか![]()
そして次の場所に移動した時に、
「何の匂いがしますか?」
ときかれてすぐにわかりました。
墨の匂いがしたのです。
真っ暗な中で、畳の部屋にあがり、
机の上に在る硯を確認して、
色紙と筆を配ってもらって、
書き初めをします。
筆には墨が付いているとのことだったので、
筆先を触ることができず、
筆の太さがわかりません。
そこはぶっつけ本番でエイヤッと書き切りました。
色紙に書く文字は、
自分で今年の抱負など好きな文字を選びます。
この説明をしてくれている時にガイドさんが、
「墨は小さな頃からすでに目が見えなかったので、
文字というのを知りません」
とさらりを言われるのをきいて、
衝撃を受けました。
そうか、暗闇に住んでいるヒトは文字を持たないのか
と言う衝撃でした。
私たちは普段、文字と言葉とをごっちゃにして考えてしまいがちですが、
暗闇では、文字と言葉にははっきりとした違いがあるのです。
字を書くことよりも、
書き終わった色紙を持ち、
畳から降りて靴を履き、
白杖を持ち、
色紙を上向きにして持ち…
という一連の行動が、なかなか大変でした。
自分がちゃんとできているのかどうか?
ということがわからないのです。
こうした動作、ひとつひとつの時にも、
隣りに居るヒトと声を掛け合い、
確認しながらやっていくしかありません。
最初にガイドさんにいわれた
「声を出してください」
という注意点が、とてもよくわかりました。
お茶を飲んでいる時も、
書き初めをしている時もそうでしたが、
真っ暗闇と言う、この空間は、
確かに不安だし、不便だし、怖いです。
けれども、なんだろう。
心の片隅のどこかに、
平安という居場所があるのです。
心が安らぐ、心が静かになる
そういう落ち着けるところが、
この暗闇にはあるのです。
これに気がつけたことは、
とても貴重な気づきでした。
出るときも薄暗い部屋に戻り、目を慣らします。
入る時にはどこの誰かもわからぬ他人のメンバーが、
暗闇体験で、少し近しいトモダチに変わります。
はい、これが真っ暗闇で書いた書き初め。
落款と名前は明るいところで仕上げます。
書き初めをしてわかったことは、
目の前にあるほどほどの大きさの紙ならば、
私は空間認識ができるんだな、ということ。
紙のどこに文字を書いているのか?
ということはよくわかりました。
ただ、筆の太さがわからないのでね、
明るいところで見た時に、
この文字の太さにはたまげました
まぁ、この字の通り、
太く豊かに生きていければいいなぁ…と。
最後に明るい部屋で。
茉璃さん
、夕美子さん
、わたし〜![]()
いや〜、この
ダイアログ インザダーク
とても興味深い体験ができます。
オススメでございます![]()


