春になって寒さがゆるみ、池や川の水があたたかい感じになってくる。
という意味だけど、
洗い物などしていると、この<水ぬるむ>感じが実感できる。
<水ぬるむ>は<水温む>と書くのだけれど、
私はひらがなの方が好き。
水に触れた時に、
(あ、<水ぬるむ>だ! <水ぬるむ>の感覚がきた!)
って感じる。
これが私にとっての春の訪れ。

これって、水温何度とか、そういうことじゃなくって、
まわりの体感と、水に触れた時の感覚、
そしてきっと空気感やら匂いやら、
いろんな五感が感知したものが情報となって、
<水ぬるむ>に集約されるのだと思う。
生き物として、季節を嗅ぎ取る言葉だ。
春の訪れ。
モクレンやレンギョウのつぼみを見ると
ワクワクしますね

春は訪れるというけれど、秋は気配というのがふさわしい。
春の訪れと秋の気配。
こういう使い分けの妙。
日本語の美しさに酔う、春の夜
