坂の途中で |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        

自転車に乗って頻繁に走るルートに、
長~い下り坂の後で、長~~~い上り坂が待っている
という道があります。

その長~い下り坂を下っている時に、
私の前を白髪のオバサン(ともすればオバアサン)が
ゆっくりゆっくり、自転車をこいでいました。

わざわざ抜かしていくこともないかなぁ…と思ったのですが、
あんまりチンタラ走っていると、
今度は長~~~い上り坂用の勢いがなくなります。

なのでその白髪のオバサン(ともすればオバアサン)の脇を、
ビューーンとすり抜けて走りすぎたのでした。

続く長~~~い上り坂の途中に、一軒の喫茶店があります。
その喫茶店は、私の目安になっています。

調子がいい時は、喫茶店の少し上までこいていけます。
疲れている時は、その喫茶店の少し手前で自転車から降りてしま
います。

そこからは、自転車を押して坂道を歩いて上までいくのです。

てくてくと、自転車を押しながら歩いていますと、
脇を通り過ぎる影がありました。

ふと斜め前方を見てみますと、
そこには白髪のオバサン(ともすればオバアサン)が、
ゆっくりゆっくり、自転車をこいでいるのがみえました。

白髪のオバサン(ともすればオバアサン)は、
自転車から降りずにこいでいる!!!

それは衝撃的な光景でした。

ゆっくりゆっくりこいでいる…いや、
実はそんなにゆっくりってわけでもない!

だって、歩いている私とは、どんどん距離が離れていくし!!

びっくりしながら見ていると、
白髪のオバサン(ともすればオバアサン)は、どこまでも、
自転車を降りることなく、ペダルをこいでいきます。

白髪のオバサン(ともすればオバアサン)、
まさか、この長~~~い坂を降りずに上り切るつもりなのか?

もう、彼女から目が離せません。

すると、白髪のオバサン(ともすればオバアサン)は、
やおら立ち上がり、そのまま立ちこぎをはじめました。

白髪のオバサン(ともすればオバアサン)は、
立ちこぎでスピードをあげると、

その勢いで一気に長~~~い坂道を上り切ると、
そのままどこぞに走り去っていきました。

………( ̄□ ̄;)!!………

今日は調子がいいから、坂の途中の喫茶店まで…
などとホザている、私の甘チャンぶりはなんなのか?

思い知らされた事件でありました。