フランス式の宮廷紳士服をまとったヴォルテール | - ライフメソッドアドバイザー 山下純子 Times -

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今回のルーヴル美術館展は
人物にフォーカスした特別展です。
 
ヴォルテールの彫刻が2品来日していますのでご紹介致しましょう。
 
 
《フランス式の宮廷紳士服をまとったヴォルテール》
1778年
大理石
高さ48(台座を含む高さ63)㎝ 幅44.3㎝ 奥行35㎝
パリ ルーヴル美術館 彫刻部門
 
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《椅子に座ったヴォルテール》
1778年
テラコッタ風に彩色された石膏
高さ35.5㎝ 幅14.6㎝ 奥行20㎝
パリ ルーヴル美術館 彫刻部門
 
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このヴォルテールという哲学者。
(1694年11月21日 - 1778年5月30日)
 
そうとう面白い人で。
まず、一日にコーヒーを40~50杯も飲んでいたコーヒー大好き人間。
医者に「あなたはコーヒーに殺されるだろう。」と言われていたにも関わらず、
しっかりと寿命は80歳を超えて亡くなっています。
 
私がヴォルテールを面白いと思うのは、
数学、科学、物理に物凄く詳しいと言う点です。
ヴォルテール言えば「哲学書簡」ですが、
この本にもしっかりとニュートンが登場します。
 
ヴォルテールは
1733年にエミリー・デュ・シャトレという女性に出会い、すぐに愛人関係となったのですが、
このエミリーさんが科学実験が趣味だったと言われる程の人で、
ヴォルテールはエミリーの実験によく付き合っていたそうです。
 
彼女は、数学者であり物理学者であり、
自然科学の分野で飛び抜けた天才でした。
そして著述家でもありました。
彼女の大きな大きな功績の一つは、
アイザックニュートンの(Philosophiae Naturalis Principia Mathematica)
プリンキピア・マテマティカ、自然哲学の数学的諸原理を
ラテン語からフランス語に注釈をつけつつ全訳した事です。
今でも自然哲学の数学的諸原理の仏語版と言えば、彼女の訳のものが代表です。
 
そんな彼女を愛していた哲学者ヴォルテール、
次第に数学や化学や物理に精通していったのも頷けます。
 
エミリー・デュ・シャトレ
1706年12月17日 - 1749年9月10日
こちらがエミリーさん、綺麗な方ですね。
 
彼女が訳し、
彼女の死後に出版された
自然哲学の数学的諸原理の仏語版の扉絵です。
ニュートンの発する天界の閃きをエミリーが鏡を使ってヴォルテールに反射しています。
2人の深い深い愛を感じます。 彼女はヴォルテールの天使でした。
 
哲学者ヴォルテールの名言で一番有名なのは、この言葉です。
「私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る。」
I disapprove of what you say, but I will defend to the death your right to say it.
 
 
私はヴォルテールとエミリーを、様々な文章の中でしか察する事ができませんが、
男女の仲でありながらもお互いの人生を高め合ったとても素敵な二人だったと思えます。
 
女は男で人生が変わりますが、
男も女によって変わっていきます。
 
賢い女は天才の男を引き寄せる!エミリーは典型です。
 
天才の男が、賢い聡明な女性を愛すると、
お互いの思考と知識と経験が混ざり合っていきます。
すると、後世にまで語り継がれる飛び抜けた男になっていったのがヴォルテールです。
ヴォルテールの人生はエミリーによって作られたと私は思うのです。
 
先にご紹介しましたが、
ヴォルテールと言えば「哲学書簡」
とても読みやすい現代版で出ています。
面白いですよ。
 

それでは又、次回のルーブル美術館展ブログをお楽しみに♪

 

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