東京は六本木。
新国立美術館での特別展「ミュシャ展」。
今日ご紹介の絵は
チェコ国外初公開
スラヴ叙事詩20作品の中の18番目です。
「スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い」
<スラヴ民族復興>
390×590㎝
油彩 カンヴァス
描かれている時代:19世紀末~20世紀初頭
本作品は
スラヴ叙事詩の中で唯一未完に終わった作品です。
ミュシャが生きている間に公開される事はありませんでした。
1620年のビーラー・ホラ山の戦いで敗れたボヘミア(現チェコ)は、
その後300年間ハプスブルグ家の支配下にありました。
ハプスブルグ家とは
マリー・アントワネットの実家
オーストリアのハプスブルグ家です。
1918年に
チェコスロバキア共和国が成立し
約3世紀に及んだ支配から解放された時の喜びを表したのがこの作品です。
画面中央ではスラヴの女神スラーヴァが
菩提樹に座り両手を広げ
その下では若者が繋いだ手を上に掲げてエンジンを組んでいます。
絵の右側に座る裸の少年は
ミュシャの息子イジーがモデルです。
左側の少女はミュシャの娘ヤロスラヴァ。
ミュシャの我が子への愛も感じる作品です。
皆さん、機会を作って
6月5日まで開催のミュシャ展に是非足をお運び下さい。
スラヴ叙事詩は
私が皆さんに
生涯において観て欲しい作品の一つです。
私達はアメリカやフランス、イタリアには足を運ぶ機会もありますが
これからの人生においてチェコに行くだろうか?と思いますと
多分ですが、限りなく行く機会は少なかろうと察します。
チェコからミュシャが生涯をかけて描いた
約8メートル級の絵が20枚も来日しています。
日本で観る事のできる
最初で最後のチャンスかもしれません。
スラヴ叙事詩は壮大です。
是非是非、本物をご覧下さい。
次回はスラヴ叙事詩の19番目の絵をご紹介致しましょう。

「ミュシャ展」
スラヴ叙事詩の解説鑑賞付き個人セッション
http://ameblo.mom/peroko-0221/entry-12255783660.html
2017年6月5日迄
ライフメソッドアドバイザー 山下純子



