東京は六本木。
新国立美術館での特別展「ミュシャ展」。
今日ご紹介の絵は
国外初公開スラヴ叙事詩20作品の中の7番目です。
「クロムニェジーシュのヤン・リミーチ」
<言葉の魔力 娼館を修道院に改装する>
描かれている時代:1372年
舞台となった場所:プラハ(神聖ローマ帝国・ボヘミア王国/現チェコ)
モラヴィア出身のヤン・リミーチは貧しい家の出身でありました。
ボヘミア王カレル1世(カール4世)の側近として
又、プラハにおける大聖堂の参事会員として仕事をしていましたが
ある時、高僧の説教を聞いて、仕事と私財を投げ打って、
貧しい人達の救済をしてまわるようになります。
アッシジの聖フランチェスコと比べられるほどの人です。
この絵の中でヤン・リミーチはアーチ状の入り口の前に立っています。
絵では足場が組まれています。
娼婦の館だったところを修道院に作り替えているところです。
彼の前で懺悔している女性たちは娼婦たちで
純潔を意味する白い衣服に着替え懺悔の為に並んでいます。
絵の中央下に包帯のような布で口を覆っている女性がいます。
そして彼女の周りには装身具が投げ捨てられています。
一説によると
彼女は悪口やゴシップばかりを発した為に口を塞がれたとの事。
道徳的な言葉以外を発してはいけないとの戒めでもあります。
次回はスラヴ叙事詩の8番目の絵をご紹介致しましょう。

「ミュシャ展」
スラヴ叙事詩の解説鑑賞付き個人セッション
http://ameblo.mom/peroko-0221/entry-12255783660.html
2017年6月5日迄
ライフメソッドアドバイザー 山下純子


