東京は六本木。
新国立美術館での特別展「ミュシャ展」。
今日ご紹介の絵は
スラヴ叙事詩20作品の中の6番目です。
「東ローマ皇帝として戴冠するセルビア王ステファン・ドゥシャン」
<スラヴ法典>
描かれている時代:1346年
舞台となった場所:スコピエ(セルビア帝国/現マケドニア)
どの時代にも特化を成す王が現れるものですが
彼もその一人、ステファン・ドゥシャンです。
彼は14世紀のセルビアの王です。
ヴィザンティン帝国衰退を機に一気に勢力を拡大し
バルカン半島へと領土を伸ばしました。
彼は1349年に法律を成文化し
ドゥシャン法典を編纂しました。
成文化とは文章に書き表す事です。
スラブの立法であるスラヴ法典です。
絵の様子は
自らをセルビア人とギリシャ人の王と名乗った戴冠式後に
教会から出てきた後の行列の様子です。
彼は戴冠した事により
東ローマ帝国の皇帝となりました。
東ヨーロッパの一大勢力の始まりです。
方や、西ヨーロッパでは1355年に
ボヘミア王カレル4世が神聖ローマ帝国の皇帝に即位した事から
ヨーロッパ全土が二人のスラヴ人に治められた構図となりました。
1349年当時の日本ですが
室町時代足利尊氏一族の天下です。
長老達の手には皇帝の剣と盾。
戴冠式を祝う少女達。
次回はスラヴ叙事詩の7番目の絵をご紹介致しましょう。

「ミュシャ展」
スラヴ叙事詩の解説鑑賞付き個人セッション
http://ameblo.mom/peroko-0221/entry-12255783660.html
2017年6月5日迄
ライフメソッドアドバイザー 山下純子


