こんばんは。
山下純子です。
Tokyo. 28℃.
It's sunny.
お休み前コラムです。
世界中の人々を魅了し続ける
歴史的偉人の哲学書を
皆さん、たまには読んでみませんか?
難しくても読んでいるうちに
たったの一行が
ズトンと心に響く時もあるものです。
たった一行の意味が解らずに
ひたすら何年も考え続ける事もあります。
私は現在も飽きる事無くそうなのですが
集中的にニーチェを読んでいた時期があります。
私の思考の一部は
ニーチェで出来ていると自分で思うほどです。
私は仏教の本もよく読みますが
ニーチェの考え方を敬愛できるのは
彼が「西洋の仏陀」と言われる所以なのかもしれません。
「喜ばしき知恵」と言う本があります。
先ほど、ふと開きました。
目に飛び込んできたのは
207頁の「四つの誤謬」でした。
誤謬。「ごびゅう」と、読みます。
意味は「間違い」です。
四つの誤謬をニーチェはこう説いています。
1 人間は自分自身を不完全にしか見てこなかった。
2 人間は捏造された諸特性を身につけた。
3 人間は動物や自然と自身の序列について思い違いをしてきた。
4 人間は次々と新たな価値の一覧を作り上げ、それを一定の期間、永遠にして絶対的だと信じてきた。そのために人間は、自分の衝動と状態のうち、あるときはこれを、またあるときは他のものを至上の位置に祀り上げ、その評価に従ってそれを高貴なものとみなしてきた。
こうした四つの誤謬を取り除いたら、
われわれは同時に、人間らしさや人間性、
そして「人間の尊厳」をも手放す事になるだろう。
ニーチェの凄いところは
これら四つの誤謬(ごびゅう=間違い)を手放したら
取り戻すのではなく、
人間らしさ、人間性、尊厳を手放す事になると言っているところです。
私は、ニーチェが何故こう言ったのかを
本人に訊いてみたいのですが
自分で考えて答えを見つけるしかありません。
哲学書の良さは
「それについて考える」事なんですよね。
私の答えですが
シンプルに考えて
人間らしさ、人間性、尊厳は
人それぞれが勝手に作ったものであり
それさえ持たなくなった時に、本当の自分が現れる。
四つの誤謬を取り去ると
無が現れる。
そんな答えも、ありかな・・と。
思う私でありました。
哲学書。
たまにはいいですよ。
- 喜ばしき知恵 (河出文庫)/河出書房新社
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お休み前コラムでした。
ライフメソッドアドバイザー 山下純子
