真相は不明だが,時系列的に整理すると,裏で日米が共同でシナリオを書いていたように見える。
台湾保証実行法案は,下院で5月5日に可決、上院でも11月18日に可決。高市ートラ会談のときには,もう,議会を通過することは自明。そこで,10/28 の高市ートラ会談で,トランプ氏が”日本が腹をくくってくれると,台湾保証実行法案に署名しやすいが”とほのめかした。これに答えて,高市首相が,”機会をみて明確に表明する”と裏で暗黙の合意があったとする。
岡田克也氏の質問は,まさにカモネギ。高市首相は,存在危機事態の可能性を国会で表明。中共は,当然反発。それが想定以上(大阪領事のメッセージなど)だったので,日本国民の反中感情と媚中&左翼への反感が昂進。
トランプ氏には,台湾保証実行法案に署名の絶好の機会。米内の媚中勢力の妨害をさけるために,中国外交部の目が日本に向いている間に署名することを意図。高市首相への事前の連絡は,”署名が完了するまで過激な言動は慎んでくれ”みたいな連絡。これを WSJの中国人記者は,トラ政権は日本に反対していると誤報。米内の媚中勢力は,トランプ氏は,当面,署名を行わないものと希望的な観測。
ところが,トランプ氏は,台湾保証実行法案にさっさと署名。中国外交部の思惑は完全に外れた。これら日米の動きを喜んだのが台湾政府。頼総統,みずから,ワシントンポストに投稿 https://www.washingtonpost.com/opinions/2025/11/25/taiwan-president-defense-spending-china/
中国外交部は,何を血迷ったか,サンフランシスコ講和条約まで無効と言いだした。おそらく,本条約にもとづいて,日本政府が”台湾は中国に返還された/中国のもの”と明言することを避けるための大義名分とすることに,業を煮やしたものと推測される。
ところが,台湾や日本国民は,大喜び。サンフランシスコ講和条約を否定するなら,台湾は日本領のまま。すると,英連邦のオーストラリアやカナダのように,日本が台湾を,自治領と認めるだけで,台湾は独立を達成。大陸は,台湾に対して,一切容喙できなくなる。
中国外交部は,ますます強硬となり,尖閣どころか,沖縄まで中国領と表明。ここに至っては,国民の反中感情と媚中&左翼への反感感情は,ますます激昂。台湾有事が日本の存在危機事態となることは,日本国民なら誰も否定できなくなる。
このままいくと,衆議院の定数削減法案も通りそう。なんだかんだ言っても,国会から,媚中&左翼の議員を粛正するには,非常に有効な手段。社民&共産は壊滅的。公明&立憲も大幅に勢力を減退するばかりでなく,媚中派の自民党議員(石破氏,岩田氏,ドリル女子など)も,選挙区の統廃合により,落選の危機。
結局,岡田克也氏は,自分で自分の首を強烈に絞めたことになる。
その後,中国は,よほどイヤなのか,日本に対する過剰な軍事的威圧を継続。特に,日本の自衛隊機に,射撃統制レーダを連続的に照射まで行った。例えると,拳銃を向けて,いつでも引き金を引ける状態。
このような過剰な軍事的威圧行為に,米国もすぐに対応。8日から,原子力空母ジョージワシントンを第7艦隊に編入の上,日本近海に派遣。関東南方の太平洋上で日米共同訓練。
空母派遣のタイミングが良すぎる。あたかも,こうなることを見越して待機していたかのような印象をうける。高市ートラ会談で,存立危機事態の可能性に関する暗黙の合意があったとする。このとき,トラさんが,もし中共が過剰な軍事的威圧を行うときは,空母を派遣することを仄めかしていた可能性もある。
中国は,明治時代の日清戦争の教訓を全く学んでいない。軍事的威圧が日本に対して効果があると思い込んでいる。清国北洋艦隊が日本を威圧するために,4隻の巨艦(当時の基準,「定遠」、「鎮遠」、「威遠」、「済遠」)を長崎に入港。長崎清国水兵事件が発生。日本の国論は激昂し,当時の基準でさえ無茶苦茶な艦隊拡張の予算が帝国議会を通過。この歴史的教訓から,今回の軍事的威圧により,防衛費GDP2%の達成が容易となったばかりでなく,3.5%の達成も数年にうちにできそう。下手な箱物よりも,防衛費(研究費も含む)のほうが,景気に対する効果も大きい。