対話セラピスト おおのぎむつこです。
「集客の全体像が見えた」という記事の中で
ただ石を積んでいるのか。
それとも、教会を建てる礎を築いているのか。
と、書きました。
もしかしたら、この話を知らない人もいるかもしれない。
そう思って、出典を当たろうと調べてみました。
なんと!
このお話、あの経営の神様ドラッカーの本の中で引用され、それで有名になったんですね。
知らなかった…。勉強不足でございます

三人の石切り工の話がある。
何をしているかを聞かれて、
第一の男は「これで暮らしを立てている」と答えた。
第二の男は手を休めず、「国中で一番上手な石切りの仕事をしているのさ」と答えた。
第三の男は目を輝かせ、夢見心地で空を見上げながら「大聖堂を作っているのさ」と答えた。
何をしているかを聞かれて、
第一の男は「これで暮らしを立てている」と答えた。
第二の男は手を休めず、「国中で一番上手な石切りの仕事をしているのさ」と答えた。
第三の男は目を輝かせ、夢見心地で空を見上げながら「大聖堂を作っているのさ」と答えた。
ドラッカーが書いているのは、こんな話。
石を積む職人じゃなくて、石切り職人でした。
私がいつかどこかで目にしたのは、レンガ職人とか、石を積む職人の話。
微妙に違います。
石切り職人ということは、大聖堂を建てている現場にもいないということです。
石を切り出している場所にいて、頭の中には、遠いところにいつか建つ大聖堂が思い描かれている。
だから、第三の男こそが経営者だと言っているのですね。
非常にわかりやすい。
なるほど、と素直にうなずけます。
もちろん、第一の男が経営者になれないというのも、簡単に理解できます。
だがしかし!
ドラッカー先生の視点は、全然違うところにありました
問題は第二の男だと指摘しているのです。
スペシャリストは、たんに石を磨き、脚柱を集めているにすぎなくとも、重大なことをしていると錯覚しがちである。
いやはや、このお話には、実はこんな意味があったとは!
我が身を振り返り、アイタタタ…

国で一番の石切りの技術があったとしても、大聖堂を建てられるわけじゃない。
石切りの技術だけでは、聖堂は建ちません。
切り出した石が、どこに運ばれ、やがてはどれほど大きな聖堂となり、そこにどんな想いで人は集まるのか。
それを思い描ける者こそが、経営者です。
石切りの技術を磨くことに没頭しすぎたり。
石切りの技術の話ばっかりしていたり。
好きをお仕事にした人が、ついついハマってしまうところ。
私も、今回、あらためて、このアヤマチに気が付きました。
気づいたらやめる。
気づいたらやめる。
この繰り返しです(笑)
お客さまが求めているのは、いかにきれいに石が切れるか、じゃないんです。
大聖堂に集い、そこで、どれだけ自分が幸せになれるか。
お客さまの本当の幸せを願うこと。
実は、これが経営の成功にもつながるということですね。
さすが、ドラッカー先生

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則
「教会を建てる」という理想を持つことが大事だ。
以前は、こんなふうに、このお話をとらえていました。
そのころにも検索したはずだけど、ドラッカーのことなんか、全く出てきませんでした。
不思議なものです。
自分の意識が変わると、入ってくる情報も自然に変わっていくんですね。
(これが、本当の意味の『引き寄せの法則』です。)
私は、今回このお話を、経営・起業の観点から読み解きました。
その人、その時によって、解釈は違ってきます。
正解なんてありません。
自分がどう解釈し、そこから何を学ぶのか。
大事なのは、自分のアタマで考えるということ。
起業家には絶対に欠かせないポイントです

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