私がダンスを始めた環境は、競技ダンスと無縁でした。
その頃、熊本県ではJADA(現JDSF)のコンペなかったし。
そもそも競技するのは プロだけと思ってたし。

なので私の晴れ舞台はダンスパーティー

     ラブラブ  音譜  ラブラブ  音譜  ラブラブ  音譜  ラブラブ 

 

いやぁもう、あちこち行きまくりました。
そしたら当然、いろんな殿方に会うわけで。

最初に驚いたのは平均年齢の高さと
あまりにも多いラテンの音外し!


ウチの教室のパーティーでは、ほぼ皆無だったんですね。
(記憶では「ほぼ」無しの皆無)

20代が大半だったのもあると思うが、一番の要因は。

まずは初級クラスでワンオンのボックスルンバをやった上で、
中級クラスでツーオンのキューバンルンバというカリキュラムだったから、と思う。


よくある「ツースリーフォー」の「ワン抜きカウント」は無かった。

逆に「ワン!」と強調してカウントしていた。

ワンで大きく身体が動きツーでステップするが染みついていた。

なのでもう、ワンオンルンバが気持ち悪いというか、許せない気分。
ああ やっと前置きが終わった・・・・・・・猫しっぽ猫からだ猫あたま​​​​​​

 

 


ある日のパーティーでのこと。種目はルンバ。

 

スタートの体勢のとき、相手の方は宙を仰ぎながら音楽をカウントしてる。ふんふん音譜と軽く頷きながら。

おお、ちゃんと合ってるじゃない、これなら大丈夫かな~と思ったら。
踊り始めたら、ワンオンルンバっあせる

なんでそうなるんだ~!?
音は取れてるのにっ!?



気持ち悪いので、ワザと間違えて止まった。

そして私が少し先行する形で、ツーオンで踊り始めたら・・・・・
・・・・・・相手の方が踊るのを止めた。


そして再び、ワンオンで踊り始めようとしたので、言っちまったんですよ。

「え?カウントが違うのでは?」

そして音楽をカウントして「ここがワンだから・・・」
・・・・とツーオンで少し動いたら。

「違う。私のが合ってる。あなたが間違ってる」

・・・と キッパリ。
 

 

私は音楽には自信があった。

幼児期から専門教育を受けてたのだもの。
テメ~に そんなこと言われる筋合いはないわい!とカチンむかっときてしまった。

そこで、わたくし
「私、音楽はプロですから~」

・・・と満面の笑みをたたえて ニ~ッコリラブラブ


まぁピアノの先生してたわけじゃないが、
ママさんコーラスの伴奏者してお金を頂いてたから、メチャクチャ大言壮語でもないと思う・・・・多分汗

それが男性をブチ切らせてしまった。

 

唇を怒りで震えんばかりにして

「わ わ わ 私もプロだっ!爆弾

 

そして。

「だったら、一人で踊ってて下さいっ!」
・・・・・と言い捨てて、私をフロアの真ん中にポツンと残して去っていった・・・・・

楽しそうに踊ってる人垣の向こうに、気分悪そ~な顔して、脚を組んで椅子にデン!と座ってるのが見えた。


さすがに悪いことしたな~と思ったが、不思議だったのは。

あの男性は、音はちゃんと「1234」を取れてた。
なのに何故か、踊り始めるとワンオン。

なんで、ああなるのかなぁ?


 

 

ともあれ、この出来事以降、私は音が外れてようが 男子に合わせて踊ることにしました。


さすがに音楽がBGM状態の音外れは困るけど、ワンオンだろうが何だろうが、きちんと外れてれば(なんかヘンな表現^^;)

「そういうもんだ!」と覚悟を決めて踊れば、普通に踊れちゃうし。

考えてみれば「ツーオンで習ったから」に拘って、ツーオンで踊らなきゃダメなわけではない。コンペならヤバイけど。


マンボなんて、ワンオン・ツーオン どっちでもいいもんね。

指摘してしまったのは、私のアタマが固かったんだ。うん。


若かりし頃の、ちょっと苦い思い出でした。