さあ、温泉です。
オーシャンは遠いので、豪円湯院へ。
温泉施設らしからぬ不思議な名前ですが、豪円という名前のお坊さんがおられたようですね。
周囲に溶け込んだ黒い板壁が素敵です。入り口には豆腐や牛乳が販売されています。
受付を済ませて、二階へ。
浴室までの道のりが案外長いですね。こんな広い館内だとは、外観から想像つかなかったですが、後で広さの理由がわかります。
長い廊下を浴室に向かって歩いて行く途中、素敵な空間がありました。
飲泉所です。左側の源泉水は、源泉そのまんまの温泉水。驚異的な還元力を誇っており、酸化還元電位の数値はマイナス320!日本最大級のようですね。
1人1杯までの制限があります。
1口飲んでみますが、これは美味しいです。金属っぽい味も微かにあるものの、甘みを感じます。さすが、天然水が販売されるくらいの大山です。
1人1杯の制限が、かえって価値を高めてくれます。
ものすごい還元力で、登山の疲れが吹き飛びそうです。飲むことで身体の中から元気になるような気がします。酸化防止です。
右側は、制限無しの飲み放題。こちらは、左側の温泉水の還元力を人工的に再現したもの。味は似ていますが、『ありがたみ』が違います。
のどが渇いていたので、ちょうど良かったです。この飲泉所、神様からの恵みという雰囲気ですね。とてもおいしかったです。私は、かなりの飲泉好きなので、こういう飲み比べも大好きです。
脱衣所は広いですが、ここから撮影禁止。仕方ないですね。写真は大山町のホームページより。
手早く髪と身体を洗います。
露天風呂に出ると、ヒグラシが鳴いています。

夏の夕方、ヒグラシの鳴き声を聞くと、懐かしいような切ないような気持ちになります。
ぬるめなので、長湯向きですね。ああ、曇りだったけど、楽しい登山だったなあ。
ブナ林を眺めて、のんびりと浸かります。ブナ林と書きましたが、違うかもしれないです。
露天風呂もいいですが、ここの素晴らしいところは、内湯です。
内湯は、洞窟風に造られていて、奥に神様が祀られています。ろうそくの灯りが灯り、神秘的な雰囲気です。もわっとした湯気がこもった洞窟風呂の奥にろうそくがゆらめき、岩をつたって、源泉が静かに注がれている音だけが響いており、しょうもない雑談をしにくい神聖な雰囲気になっています。みんな静かに浸かっています。
修行のような、厳かな雰囲気です。いったいなんなのか、とても不思議な空間ですが、なぜか、居心地がいいのです。いつもしゃべりっぱなしの私も、さすがにここは神妙に浸かりました。
お湯は循環で、それは残念ですが、身も心も清浄になるような清々しい空間に身を置いて、ただ静かにお湯に浸かる時間は、とても素晴らしい体験になりました。
心身ともにきれいになり、還元力のある温泉水を飲んだことで身体の中からもエネルギーがあふれてきた気がします。
湯上がりに、飲み放題の方の人工的な還元水を飲み、長女達を待ちながら、休憩室でくつろぎました。
副部長も、『あの洞窟風呂は、神様居てはるで、こんな不思議な感じの風呂、初めてやわ。』
と、すっかり豪円湯院が気に入った様子です。
それにしても、広い館内。休憩室も広々しています。休憩室の一部が畳になっており、囲炉裏があるので、そこに行くと、古い写真がありました。
この建物は、もともと旅館だったようです。館内の広さの理由がわかりました。
長女達が湯上がりの温泉水を飲んでいると、スタッフさんが通りかかられたので尋ねてみると、オープンしてまだ7年くらいの新しい施設のようです。旅館だったのはかなり昔の話のようですが、安く泊まれたらいいのになあと思いました。きっと人気が出るような気がします。
こんなに、素敵な豪円湯院ですが、入浴料が1人390円!都会の銭湯より安いです。コスパが良すぎですね。
食事処は昼間のみの営業なので、蒜山サービスエリアで夕食を食べて、お土産を買って、登山の思い出と共に帰りました。
中国地方最高峰の大山に登ったので、次は、近畿の最高峰、大峰山八経が岳を目指したいと思います。












