おのころ心平です。
「最近の若いモンは・・・」
というフレーズは、
4000年前のエジプト時代から
言われていたという説があるそうです。
かの民俗学者、柳田國男先生の
本の中に出てくる一節によれば、
***
かつて埃及(エジプト)の古跡発掘において、
中期王朝の一書役の手録が出てきた。
今からざっと四千年前とかのものである。
その一節を訳してみると、
こんな意味のことが書いてあった。
曰く、
この頃の若い者は才智にまかせて、
軽佻の風を悦び、古人の質実剛健なる流儀を、
ないがしろにするのは嘆かわしいことだ
云々と、
是と全然同じ事を
四千年後の先輩もまだ言っているのである。
***
とのことです。
そうか、
言ってもしょうがない、と
思いつつ、
世代を越えて、
延々と言い継がれる、
若者への嘆き、
ということなのかなぁ。
・・・同時に僕は、
「子供たちの未来のために」
というフレーズも、
きっと、いつの時代も
子供たちにとっては
「受け取りにくい言葉」であった
のではないかと
思うことがあります。
***
たとえば、僕は1995年、
ウインドウズ95が出始めた時に
初めてパソコンに触れました。
携帯電話を持ったのは
その後4、5年経ってからです。
ほんの20年くらい前のことですが、
いまや、スマホやパソコンのない
生活なんて想像できなくなりましたよね。
だから、
パソコンなどまったく
触ったことのない、
(当時の)大人たちから
「おまえたちの未来のために」
と言われても、
やはり、
ピンと来ません・・・。
***
同じように、
今の小中学生は、
もう、生まれた時から、
携帯やパソコンがありました。
小学生時代から、
端末での友達とのやりとりで
訓練された脳と、
今、40代の僕の脳と、
明らかに情報処理スピードは
違うと思います。
情報への感度という意味では、
確実に今の子供たちの方が
進化していて、
そんな子供たちの未来に、
何か課題が生じたとしても、
きっと、この子供たちが
大人になって対処した方が、
はるかに問題解決には
適しているはず・・・。
***
結局、子供たちに
伝えられることって、
大人である私たちが
今の時代を楽しみながら、
また、
いま現在の課題に対して
ああでもない、こうでもないと
一生懸命、工夫しながら、
挑戦している姿なんだろう、
と思うのです。
子供たちが大人になって
社会の中心を担うようになったとき、
そういえば、
あの人たちは
ああいうふうに挑戦してたなー、
うちの父親は諦めなかったな-、
うちの母親は自分らしく生きてたなー、
ということが、
唯一、確実に、
次世代へと伝わる
教訓なのではないかと・・・。
***
僕らは、
僕らの大人を楽しもう。
世界って楽しいんだぜ!
って、その姿を
子供たちに見せてやればいい。
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