今にも咲きそうな蓮の蕾は未開敷蓮華(みかいふれんげ)。
観音さまがその手に持っていらっしゃる蓮の花を言う。
未開敷蓮華は、菩薩としてこの世にあり、
衆生(生きとし生けるもの)のために働く観音さまご自身のお姿を表わす。
それはまた、私たちの中にある仏心の象徴でもある。
いつか咲く。
ただ一輪を咲かせるために。
すべての花(人の心)が咲く、その日まで。
そうやって毎日働かれているのが観音様。
目に見えるもの、目に見えないもの、
形あるもの、形なきもの、
ありとあらゆるものに姿を変えて、
いつも私たちと共にいらっしゃる。
今にも咲きそうな蓮の蕾は未開敷蓮華。
それは観音さまの姿であり、
私たち人間の心の花。
観音さまと同じだなんて、嬉しいなと思う。
蓮華は泥の中にあっても清からな花を咲かせるように、
この私の身も心もそんなふうに咲いていこう。
蓮の季節を
清らかに生きて
- 今年初めて出会った蓮 -


