最近お気に入りのテレビ番組に、「どれみふぁワンダーランド」 があります。
音楽をそんな切り口で見せるのか!という、これまで考えたこともないような視点がとーっても面白い番組です。音楽でこれだけ笑わしてくれる番組は他にありません。
もうひとつお気に入りは、「題名のない音楽会」
こちらも、クラシック音楽を色んな角度から見せてくれますね。
ところで、オーケストラを眺めていてふと思いました。
なんだか人間社会のようだなと。
オーケストラには色んな楽器があって、それぞれの楽器にはそれぞれの役割があるんですよね。
メロディーを奏でる楽器もあれば、伴奏ばかりの楽器も。
でも、それぞれがなくてはならないもの。
メロディーばかりでは音楽にならないし、後ろでボンボンという低音があってこそメロディが生きてくるというもんです。
私はクラリネットを吹きますが、ブラスバンドではほぼメロディ担当です。
※念のため解説
オーケストラはバイオリンなどの弦楽器があります。弓で弾くヤツですね。ブラスバンドは基本的に「吹く」楽器だけです。ですからウィンド・オーケストラということもあります。オーケストラのバイオリン的な役割はクラリネットが担います。
チューバのように、メロディーがあることは滅多になく伴奏で「ボンボン」ばかり吹いている楽器は、吹いていて面白いんだろうか、などと思うこともあります。
ところがチューバの人は「だから面白いんだよ」と、自分の楽器を愛してるんですよね。
フルートにはフルートの役割があり、トランペットにはトランペットの役割があります。ホルン、トロンボーン、パーカッションなどなど、色んな楽器がありますが、やっぱりそれぞれ特徴があって、それぞれ担当している人は自分の楽器が好きだし、その役割をしっかり知っています。
1曲の中で1回トライアングルを「チン」と鳴らすだけ、とかのパーカッションなんて、クラリネットの私からすると正直「よくやるな~」と感心します。
でも、その「チン」が、曲の中で無くてはならないむちゃくちゃ大事な音なんですよね。
人間はどうでしょう。
人間にも色んな役割があって、それぞれがその役割で社会の役に立っています。
私は、工場の単純作業のような仕事は絶対に向いてないし、やりたいとも思いません。でも、それをやってくれる人がいるからこそ、私はやらずに済んでいると思うと、ホントにありがたいと思うのです。
でも世の中には、チューバを吹きながら「クラリネットはいいなー」とか、「トランペットが主流なのに私なんて」などと、自分と比べて羨ましがる人が多いのでは。
どんな人にも必ず役割があります。
トライアングルの「チン」のように。
人と比べることをやめて、自分は自分にしかできないことをやるんだと決めると、とっても心が軽くなるのになぁと思います。