世界最大のビジネス誌、米「フォーチュン」誌に
「世界最強の女性経営者」として、9年も連続選ばれたのが
派遣会社最大手の、テンプスタッフ篠原社長です。
2500億の売上を誇るグループ企業を率いる、経営トップ。
派遣業界にいた私から見たら、もぉぉぉ、はるか彼方雲の上の方です。
それが3年ほど前、ひょんなことから直接お会いする機会に恵まれました。
第一印象は、とにかく気さくで可愛らしい雰囲気の人。
いや、可愛らしいなんて失礼だけど、ホントにそんな感じなんです。
2500億起業を率いてるとはとても思えないような、ほんわり優しい感じ。
「私がしっかりしてないから、周りの社員がみんなしっかりするのよ~」
などとおっしゃるのも、まんざら謙遜ではないような気がする(失礼!)のでした。
離婚してオーストラリアに留学中、派遣という働き方があることを知って
日本にそのシステムを持ちこんだこと。
自分が事務職しかできなかったので、女性がもっとバラエティ豊かに
イキイキ働ける環境を作りたかったこと。
そんなお話を色々と聞かせていただきました。
その中で、私がとても印象に残っている話が、
初めて男性社員を雇ったときの話でした。
それまで社員は全員女性。
順調に業績を伸ばして、100億円ほどになったところで
頭打ちの状態が続いたのだそう。
いくらハッパをかけても、女性社員たちは、「私たちこんなに頑張ってるんです」と、もうここら辺りでいいんじゃないかという空気。
「ある程度までは行くけれど、もっと先に行くには女性だけでは弱い」
とおっしゃっていました。
悩んだ社長は、初めて男性社員を採用することにしたのです。
男性は組織運営に長けているので、
これまでよく言えば和気あいあい、悪く言えばなあなあだった組織が
ピリッとなり、売上もグングン上がったそうです。
「『私を辞めさせたいんですか』って泣かれたのよー」
古くからいる社員の中には、男性のやり方についていけずに
辞めてしまった人もいたそうです。
社長も苦渋の決断だったんでしょうね。
組織って、やっぱり片方だけでは上手く回らないんだなぁと思います。
私も似たような経験があります。(わたしゃ経営者じゃないけど)
私が以前いた会社も、入ったときは女性オンリーでした。
女性は横並び主義なので、助け合い手を取り合って頑張れます。
和気あいあいでいいのですが、どうしてもグッと引っ張るリーダーが
不在になりがちです。
助け合うけれど、傷もなめ合う。
どうしても厳しくなれずに、甘くなってしまうのです。
ビジネスの世界では、なかなか厳しいものがありました。
途中で男性社員が入ってきました。
ある日の企画会議中、和気あいあいとアイディアを出す女性陣。
これでもか、というくらい出し尽くしたところで、ふと放心状態に。
「・・・で?たくさんアイディア出たけど、それでどーすんの?」
結論の出せない私たち。
そのとき、唯一の男性社員がおもむろに立ち上がりました。
ホワイトボードにスルスルとフロー図を描き始めたのです。
「君たちが言いたいのは、つまりはこういうことね?」
私たち 「はいっ!」
男性は、システム化つまり、ものごとを理論的に説明したりが
本当に得意。
男女それぞれ役割があるんだなぁと、実感した出来事でした。
(発想が豊かでアイディア出てくるのは女性よ~)
篠原社長のインタビュー記事を見て、思い出した出来事でした。
他にも、ためになる話がいろいろ出てきます。
↓
http://c.filesend.to/plans/yuigon/body.php?od=20090609.html&pc=1