NHKの番組を見ていて、背筋が寒くなりました。
世界中のとうもろこしの半分を握るアメリカ。
生産能力をぐんぐん上げて、余った分はガンガン外国へ売る。
そして今度は、エタノールという武器を手に入れて
これを使うべく世の中をどんどん変えていく。
元々アメリカのとうもろこし農家は、つい最近まで裕福ではなかった。
それが今のようになった発端は、なんと日本なんだそう。
昭和34年の伊勢湾台風。
大打撃を受けた農家にアメリカが救援物資として差し出したのが、
30頭あまりの豚と餌のとうもろこし。
日本ではそれまで、豚の餌は残飯で賄っていた。
ありがたく受け取った日本は、その豚をとうもろこしで育て始める。
残飯で育てる豚よりも、早く育ち、早く市場に出すことができることに気付いて
それからどんどんとうもろこしの餌を輸入し始める。
そのうち、豚の餌はとうもろこしというのが定番になり
アメリカからの輸入に頼るようになる。
コピー機を1円で落札させて、あとのメンテナンスで儲けるという
あの手法と同じですね。
この「豚空輸作戦」での成功を基本ベースに
アメリカはその後、いろんな国にこの手法を使うようになった。
今、中国では、牛肉の美味しい食べ方を教えるキャンペーンをし、
牛肉消費を上げて、結果餌のとうもろこしを輸入さようと狙っている。
13億人がいっせいに牛を食べるようになったら・・・
考えても恐ろしい。
世界中のとうもろこしを大量に作るので、アメリカのとうもろこしは安い。
だから、輸入したほうが安くて、自国の農家はどんどん潰れていく。
アメリカはどんどん膨らんでいき、ますますシェアを上げている。
そんな中、今度はエタノールの原料に使い出す。
既に25%はエタノール用に使われているらしい。
となると、今度は値がつりあがって、これまで安いから輸入してきた国は
輸入できなくなってきている。
既に自前の生産力はなくなっているので、高くても買わざるを得ない。
そして買えない国がでてきている。。。。。
どーなん??
自分の利益のために、世界中を巻き込んでいるアメリカ。
目先の利益のために、その手中にはまってしまった国々。
見ていてだんだん気分が悪くなってきました。
30年先、40年先の自分の利益のために
援助とか支援とかの仮面をかぶって近づいてくるアメリカ。
なんだか恐ろしい・・・・・・。
アメリカのとうもろこし農家の人の
世界征服をしたかのような高笑いに、背筋が寒くなりました。
これは「食料」という命に関わるものを武器にした
戦争のような気がします。
私たちは、やっぱり地産地消のものを選び
手に入らないものは諦め、飽食をそろそろ止めましょうよ。
値段は安いに越したことはないけれど、
農家の人たちがちゃんとした生活ができるように
正当な値段のものを買いましょうよ。
そんなことを考えさせられた番組でした。