川嶋朗先生の講演会「冷えー病態と対策」報告レポート | 代替医療推進協会

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心身共に健康で過ごす気づきの小さなきっかけになることを願いながらセミナーや講演会の情報を発信しています。

当協会の特別顧問でもある川嶋朗先生

冷えについての講演会報告レポートを

医学情報誌のホリスティックマガジンに掲載

していただきました。


限られた字数では書ききれない気づきや

新情報がありましたので、いつか機会を設けて

この学びをシェアできたらと思っています。




掲載内容


115回ホリスティックフォーラム 川島朗先生ご講演

冷え~病態と対策 に参加して

                 

服部美和子


私が最初に川嶋先生のご著書を手にしたのは2007年の「心もからだも冷えが万病のもと」

でした。この中で、「冷えに関してだけでなく、重篤な病気もその原因は、自分自身にある。

根本的な原因に自分で向き合い、それを追及していかない限り、本当の治癒は望めない。」

と書かれた一説が印象的でした。

今回のフォーラムでもまず、このお話がまず心に響きました。どんな治療を受けるより重要なことは、自分を変えること。簡単なようで簡単にできない、わかってはいるがなかなか実行できないというのが多くの患者のパターンだと思います。

「意識革命を本気で考えるのは死を覚悟したとき、つまり癌になり死を意識した時、人は本気で意識革命を始めるのです」という川嶋先生のお言葉通り、
食事制限や運動もそして冷えについても本気になるのは死を意識する病気になってからなのかもしれませんが、そうなる前に今すぐに実行できる冷え対策は即始めたいと実感した次第です。

女性の7割以上が感じていると言われている冷え、私もそうですが、女性同士で冷えの悩みを語り合いながらも冷えの怖さや深刻さを認識できず、積極的に冷え対策に取り組んでいる人は少ないかと思います。

まず、冷えとは、寒さや冷たさを感じること。体温が低いこと。熱があっても悪寒を感じ寒いと感じることで、漢方医学では冷えは血の巡りが悪いことを表すといいます。

川嶋先生の人工透析治療を例えとしたお話のように、体温を上げると血液粘度が下がり、体温を下げると血液粘度が上がる、つまり体温が高いと血液サラサラで、低いと血流が悪くなり、血液がいきわたらなくなり、低体温になるという冷えは血の巡りと直結しており、病気の結果にも原因にもなるということを考えると日々のちょっとした自分への心配りが侮れないとよくわかります。


では、どんな冷え対策が有効であるか、フォーラムの中で「漢方薬が効かなくなった女性が湯たんぽを使ったらその日から調子が良くなり、すぐに眠れるようになった。」「癌患者さんで湯たんぽを使った実験をしたところほぼ全員がリンパ球の数値が上がった」など、具体的な症例をご紹介頂き、まずは湯たんぼの効果に驚きました。

実は私もこのフォーラム受講後、すぐに湯たんぽを購入して試してみたところ、想像以上に保温性に優れていることと、自然な温かさ、そして電気カーペット等のように電磁波を気にすることなく安心して使えることに感動し早速、湯たんぽ愛用者となりました。

エアコンをつける夏場にも重宝しそうな一年中通して使えるとても経済的な冷え対策品として使っていきたいと思っています。


他に川嶋先生のお勧めされる安価な冷え対策として、①冷たいものはとらない。②温める食材を選ぶ ③食べ物をよく噛む ④適度な運動 ⑤早寝早起き ⑥冷やさない服装 ⑦正しい入浴 ⑧湯たんぽや温熱シートなどの利用 ⑨マッサージなどのほぐし

を教えて頂きました。

特に入浴については、お湯の温度を40度以下にし、自律神経の副交感神経を優位に保ち、入浴後は30分以内に休むことということが重要ですが、お湯を熱めにしてしっかり温まり、湯冷めしないようする、と誤認識している人が多くいらっしゃるかと思います。

高温40度以上で一気に身体を熱くすると、冷める時も一気に冷め、逆に心臓発作確率の高くなり、これでは健康であるための入浴でなく、リスクのある入浴となってしまうので要注意だと思いました。

この入浴時の「湯冷め」も何らその根拠もなく昔から言われていることですが、風邪をひいた時の常識・非常識についても同様のことが言えるかと思います。

風邪をひいたら入浴は控える、風邪の時には抗生剤、風邪をひいている時は食欲がなくても食べる、点滴・注射は有効など、全くの逆で、どれも意味がないということをあまりに患者サイドが知らない、もしくは医師からも正確な指示やアドバイスがないということが言えるのかもしれません。

川嶋先生もご指摘のように現代の医療は、患者が医者にお任せしすぎで、依存をしており、つい医者に頼り切ってしまっている人が私の周りにも多く見受けられます。

患者は医療・治療を選ぶ権利があり、選ばなくではならないと思います。それには患者自身がまずは自分の今の症状について学び、治療に関する情報を常に取り入れ、自らの考えをまとめる学び、患者学が必要だと思いました。


人生を医師に依存することなく、医師の価値観を押し付けられることなく、自分で自分の人生を決めていくこと、どう生きるかはどう死ぬかにも通じること。フォーラムの後半では川嶋先生から死を考えるDeath Life Quality of Deathのお考えをお話頂きました。

残された人生の中で「やるべきこと やりたいこと やれること」の短期的期日を定め、そこに向かってそこまでは死なないと決めて冷え対策、食事制限、運動をがんばる。期限に目標達成できたら、それはそれで良しとし、その次の期日を設定するかもしくは、そこで死ぬことを意識してエンディングノートに延命治療拒否を明記する。

これは現在、死を意識する状態になくても、常に私たちが心に留めて生きていくとよい考え方で、死に向かって生きている今、最も大事なことは自分を生きるということ。誰のために、何のためにではなく自らがどう生きるかをしっかりと見つめて過ごすことが大事だということを改めて思いました。まずは自分の心を温め、ストレスは保ち続けず、愛のみ保ち続け、心と家族を温めること。



冷えをテーマとしたフォーラムで、冷えの病態についてお話頂き、すぐに役立つ冷え対策を教えて頂き、そして最後は家族を温めることのお話で、心の底からほっとする温かい気持ちに包まれて会場をあとにいたしました。