春にして君を離れ | 地球を楽しむ

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日々のこと

おはようございます。


しんみりと雨です。


息子は引退したはずの部活に

時々参加することにしたらしく、

引退期間は実質わずか3ヶ月弱でしたニコニコ



さて、アガサクリスティの

「春にして君を離れ」を読みました。

第二次世界大戦前の

裕福なイギリス人女性ジョーンのお話です。



ジョーンの末娘一家が住んでいる

バグダッドから一人で帰る数日間の物語。


その間に起こる出来事といえば、

学生時代の友人に偶然会って少し話したこと、

列車が遅れて数日間待つことだけ。


その期間に思いがけない内省があり、

自信と誇りに満ちていた幸せな自分の家庭に

実は自分だけには見えていなかったものが

あることが見えてきます。


末娘が入院した為 ジョーンが手伝いに

バグダッドへ行ったのですが、

そもそも娘はなぜ入院したのか。


娘がその結婚にいたった動機はなんだったのか。


子供達も夫も、

本当は自分を愛してはいないのではないか。


愛する夫の人生を自分が狂わせたのではないか。


なんの問題もない幸せな家族だと

思っていたのはひとりよがりだったのか?


何も起こらないのに、

居心地の悪くなるお話です。



この、自分が見ていた世界が

ひっくり返ると言う経験は私にもあり、

そのヒヤっとするいたたまれなさといったら。



小説のラスト、

ジョーンは心から夫を愛してるので

許しを乞わなけばと家に着くのですが・・


ここからがまたある意味リアルなようで、

ひとりよがりなジョーンらしい

図太さに唖然としてしまいます。

でも少しわかる。

自分の中でただ起こった変化は

環境が変わると気分で一緒に流れたりする 笑


物語は良い父親、良い夫を通す旦那さんの、

愛情とも言えるけれど

向かい合えない弱さ丸出しの独白で終わります。



自分の未熟さで人を傷つけた過去や

知りたくなかった事実を見るのは

何より怖い。


そんなお話でした。



ありがとう



ごめんなさい



許してください



愛しています