肌寒かった昨日から一転、
汗ばむ陽気になりました。
さて、先週末は久々にお茶のお稽古がありました。
先生のご自宅で。
主菓子は薔薇の練りきり、
干菓子はハッサクのピール。
ハッサクのピールは先生の手作りです
ほろ苦く、初夏の爽やかな甘さでした。
お手前の練習はズタボロでしたが、
それでも 姿勢やお辞儀が綺麗でしたよ、と
いいところを見つけて誉めてくださる
優しい先生です
ちょうどこの日の掛け軸に書かれていた
「日日是好日」。
この言葉がタイトルになっている
エッセイをよみました。
3年前に黒木華さんと樹木希林さんが主演で
映画化されたこの本。
二十歳からお茶をはじめ、
25年間お稽古を続けられている
ライターさんのエッセイです。
素晴らしかった
私、こんなに引き込まれる
まえがきを読んだことがないです。
茶道でここまで個人が
「体感」されたことを書かれた本があるかしら?
茶の湯の手順のややこしさなどの
物理的な面白さから、
心の世界の静かなドラマティックへ導かれます。
よく、よくこの内容を
あの長さに読みやすく書かれたものだと
感動しました。
始めたばかりの頃の様子や疑問には、
内容の濃さは違うなりに、分かる分かる
となります。
全体像が見えないどころか、
今自分が何をしてるかも分からない。
今はまだネットで
疑問や形式を検索もできますが、
(それでも知りたい事は出てこないことが多い)
昔は本当に目隠ししたまま、
どこか分からない場所を
先生に手をひかれているだけの
感覚だったのでしょうね。
10年以上毎週お稽古しても
まだまだ全体が見えていない描写には、
40代半ばで始めたばかりで
月2回しか行かない私には
くらくらと気が遠くなり
呆然とするものがありました
ひとつ共感できるのは、
あぁ、お稽古行くの面倒くさいな…と思っても
(だって正座しないとだし、
お手前は間違えだらけで緊張するし、
自分が一番できてないので落ち込むし
)
行けば「あぁ来てよかった!」と
爽やかに感じることです。
基本、まずそれだけで充分
と思っています。
長い目で、今を生きる。
私はこれから何を感じることができるのか、
ますます楽しみになりました
ありがとう
ごめんなさい
許してください
愛しています

