今さらリチャード2 『時の娘』 | 天使はいつもあなたのそばに

天使はいつもあなたのそばに

天使や妖精など、スピリチュアルな存在が大好き♪
彼らと共に歩く道は、気付きと変容という名前のキラキラとした宝石がいっぱいあります♪
そんな日々を綴ります

時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)/ジョセフィン・テイ
¥840
Amazon.co.jp

イギリスの歴史において、悪人の代表みたいに言われてきたリチャード3世ですが、


はたして、ロンドン塔の二王子殺害の犯人は、本当にリチャードか?


素顔のリチャードとは?


そう世に投げかけたのが、この小説。 ジョゼフィン・テイ女史が1951年に発表した 『時の娘』


歴史ミステリー小説の名作、といわれています。


歴史好きにはたまらない一冊音譜



物語は、とある病院の一室からはじまります。


ロンドン警視庁のグラント警部が、入院中のヒマを持て余していたところに、友人からのすすめで肖像画を手渡されます。


その中に“彼”―リチャード―がいました。


仕事柄、人間の“顔”に大変興味のあるグラント警部は、なぜか強烈に、彼の顔に惹きつけらていきます・・・


これがあの、悪名高いリチャードの顔?


今までの経験上、こんな顔をした殺人犯は見たことがない・・・


そこから、真実を求めて、グラント警部の“調査”が始まっていきます・・・



って、何がすごいかって、“調査”といっても、グラント警部は入院中だから、その場を一歩も離れてないんですよね!


まわりの協力を得ながら、確かな証拠だけを頼りに、ベットの上で、持ち前の観察眼、推理眼をフル回転させて、歴史の中のわずかなひずみをも見落とさず、真実のみをすくい出していく作業は、まさにブラボー!!


それによって、歴史とは、でっちあげの産物であり、いかにいい加減で矛盾に満ちているか、ということをイヤでも叩きつけられ、ため息の絶えないグラント警部なのでした。


でも、それも仕方がないことなのかもしれない・・・


リチャードに関する記録は、その大部分が、リチャードを倒して王になったヘンリー7世の時代になって書かれたものだから。





はたして、真実のリチャードとは?


私は、ジョゼフィン・テイ女史の推理に1票をビックリマーク





『真実は時の娘なり』