能meets新橋「巴」スタッフレポート | 能meets

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観世流能楽師 林本大による
わかりにくいからこそ面白い能の、わかりやすく「濃密」な講座。
「能が皆さまに会いに行く」をモットーに大阪・東京・高知・栃木、他(福岡、長崎、札幌)で開催。
全国展開中!
スタッフ運営。

1月13日(火)能meets新橋「巴」一曲解説
開催しました。
今年初めての新橋です!

なんと、お借りしているスタジオの仕様が変わり、椅子が足りなくなるかも…ということで
急遽東京スタッフの安井さんが段ボールを持ってきてくれ、一緒に椅子作りから始まった本日あせるあせる

あくまで、スタッフ用です。



「巴」の本題に入る前にまずは

修羅能のお話

初めての方もいらっしゃったので、能のパターンの大切なところをお伝するところから。


「忠度」を例に出してしっかりたっぷり話して「巴」へと…

まずは基礎知識として

木曽義仲、兼平、巴御前のお話。



舞台が義仲が亡くなった滋賀の粟津原
そこで先程散々話した「能のパターン」には当てはまらない「巴」
自分が亡くなった場所ではないところへ現れる
そこだけで胸が熱くなるのは何度も「巴」を、そして講座も聞いているからだけではなく、先程の前置きがあるからこそだと思います。



冒頭の二行ほどだけでも

掛け言葉や、お約束がたくさんあり、知っていると楽しめるのだと感じます。


また道行や、アシライで登場するという意味の能の約束。

その歩みの難しさ、だからこそ、見てみたい!と思うこちらの気持ちなど冒頭から盛りだくさんです。



立ち位置による物理的な距離と精神的な距離のお話。

能のルールや基礎知識はもちろんですが

そこから派生する昔の考えや、歴史的背景、言葉の意味なども解説の中に入ってくるので、「巴」の一曲解説を聞くだけでもたくさんの知識を得た気持ちになります。

今日も、もちろん。

(あまり話しすぎると時間オーバーにもなるのですが)


少しずついつもの修羅物とパターンが違う「巴」

それがまた、積み重なっていきます。


間狂言の解説もあり、後半へと



義仲の最後を語る床几にかけてからの場面は、解説ながらその実演はやはり気迫が感じられます。


そしてその後の別れの場面。

先生の経験から、動きのタイミングをどう考えているか、など興味深いお話が聞けました。




もちろんスタジオの周りに気をつけつつですが、薙刀の所作も少し見ることができました!

実際の舞台でも見どころです。



ここからは、解説ながらに本当にグッとくる場面でした。

もちろんそんな中にも、小道具の扱いなど知らないとわからないことが含まれています。



最後の最後のにやっと出てくる言葉。

「私の執心」

解説終わりで先生の見解。

巴と義仲の関係

能には一切出てこないけれども、それを見てる側がどう感じるか。 


武士であり、主君の命令を守りながら
女性としての想いが滲み出てくる滲み出てしまう部分。
はたまた、義仲側の思いは…?

きっと、見る側や、シテによっても変わるのだと思います。たくさんの「巴」をこれからも拝見したいと感じる講座でした。

何度も上演される人気曲な理由なのかもしれません。

用意した能面は最後に駆け足で見せてくださることになりましたが、時間はほぼ守って新年最初の講座が終わりました。

皆さま、寒い中ご参加ありがとうございました!

 

次回能meets新橋は

能meets新橋 3月16日(月)19時

「海士」一曲解説

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5月以降も決まり次第お知らせいたします。

 
大阪ではありますが、今年度の大の会主催の大きな催しはコチラ!
去年開催し大変な評判をいただきました、能meets能カカリ!
今回は「安達原」にスポットをあてて開催です。
「知った」直後に「観る」この面白さを是非とも体験してください。
2026年1月24日(日)15時 
能meets能カカリ「安達原」
扇町ミュージアムキューブ CUBE01

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