能meets新橋 融 スタッフレポート | 能meets

能meets

観世流能楽師 林本大による
わかりにくいからこそ面白い能の、わかりやすく「濃密」な講座。
「能が皆さまに会いに行く」をモットーに大阪・東京・高知・栃木、他(福岡、長崎、札幌)で開催。
全国展開中!
スタッフ運営。

5月16日(月) 能meets新橋 融曲解説

開催しました。

 

一ヶ月ぶりの新橋です。

 

先月に引き続きあいにくの雨…

講座のころにはあがっていたのがせめて良かったですが、お越しの皆さまは朝から傘を持っての1日でしたね。

ご来場本当にありがとうございました!

 

 

「融」は実はもう新橋では開催しているので、二回目です。

 

大の会「融」自体がもう二度も延期になってしまっているので…スタッフも、大阪で前半のみ、新橋と高知で一曲解説として聴いている講座です。

 

先生ご自身が「今回延期となればこの曲は一度辞めます」と仰っていました。

ご自身で3年前に、やりたいと心に決め、チラシ撮影から会場や出演者の手配、そしてもちろんお稽古と進めていた「融」の公演。※当時はまだ能meetsスタッフは大の会の公演制作にはそれほど関わっておりませんでした。

 

それが二度も延期。

こういった経験はたくさんの方がされたと思いますが…

やはり近くでお話を聞いたり、様子を見ていても、色々な想いが巡るのだろうとスタッフ陣も感じておりました。

 

そんな気持ちが込められた「融」

今度こそ、その想いを受けて只今公演準備を進めています。

 

先生も、他の曲とは違う勉強の仕方を何度もされているだろうと思われる「融」久しぶりの解説です。

 

しっかりと宗典先生の会も紹介されます。

「大阪に来ていただけたらもちろん嬉しいのですが…と添えつつ

 

 

テーマをしっかり伝えながら、お能の基礎、そして時代によっての所作など丁寧に進めていかれます。

今回も初参加の方が数名いらっしゃいました。

 

新橋の能meetsは、述べでいくとかなりたくさんの方がご参加いただいているのですが不定期なのでご都合をあわせていただくのが難しく、固定の方というよりもいつも久しぶりの方や初めましての方がいらっしゃってその時その時で雰囲気が変わります。

 

一度聞いたはずの曲解説でしたが、やはり期間を経たことにより更なるプラスアルファがあり、感動が増しました。

 

セオリーに乗っ取った解説も先生はされます

「これは、こういう意味だろうとされています」

それに更に付け加え

「私はもう一つの見方があるのではと考えます」

と。

またそれも頷けるもの。

これを聞いたうえで当日どう感じるのか、本当に舞台が楽しみになります。

 

現代の演劇や映像に例えてお能の演出の話をされると、皆さんの笑い声が。

今日は感嘆と、笑いと…たくさんのリアクションに先生もどんどんノッてきていたように思います。

 

 

そして今回はお囃子についてかなり詳しく話され

後場が始まる太鼓の意味を話されたときには、先生の解説で鳥肌が立ちました。

皆さんからも感嘆の声があがっていました。

早く見たい!!

 

更に、お笛と小書きの解説。

「このひとくくりを『地』と呼び、この『地』が三つで『段』となり」とホワイトボードを前に図式で説明されている姿が、まるで予備校講師のようでちょっとおかしかったです。

ここでも宗典先生の「十三段の舞」との違いもお話され、これはもう両方みたいという気持ちが沸き起こります。

 

そのすぐあと、

拍子盤で先生が舞返しの部分を実演してみせて下さいました、この日一番皆さんが圧倒されている様子が伝わってきました。

…すごい。

これが本番ではどこまで響いてくるのか…ワクワクします。

 

 

最後の「融」が名曲と言われる所以、能楽師の告別式でも謡われるというお話とその謡の意味。
思わずこみ上げました。
 
「融」を見ながら、自分に重ねてその日に何を思うのか。
融のテーマだと何度も繰り返された言葉を抱えて舞台に向き合いたいと思いました。
 
皆さん終わっても能面や先生とのお話に興味を持って残っていらっしゃる姿が印象的でした。
スタッフ陣もお客様をお見送りした後、口をそろえて「面白かったー!!」と言い合った本日。
 
講座終わりで宗典先生の会のご予約をお聞きしたり、大阪に行くことを計画していますと仰る方が数名いらっしゃり…
先生もかなりお疲れの様子でしたが、その反応にとても喜んでおられました。
心なしか、片付けのスピードも速かったような…
 
さて、これはもうお勧めするしかないです。

 

 

第二回大の会「融」
6月12日(日)14時 
大槻能楽堂
 
そして
7月17日(日) 観世能楽堂
武田宗典之会 
能meetsでも殺陣や能meets能でいつもお世話になっている宗典先生の「融」です!
更にこちらの公演には、舞囃子「絵馬」の地謡に林本先生も出演されます!
 
大の会「融」
武田宗典之会「融」
両方ご覧になるのもお勧めです!
 
もちろん大阪近郊の方は是非とも大槻能楽堂
そして東京近郊の方は観世能楽堂へお越し頂ければ嬉しいです。
 
次回は
7月18日(月・祝)
12時「能面」解説
14時「装束」解説
16時 殺陣体験
 
東京としては今年最後の祝日開催となりますので、初心者の方にも楽しんでいただける内容を考えました!
知っていても、また違う切り口でのお話が聞けると思います。
是非ともお待ちしております。
 

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