肺疾患の末期は苦しいけどね | いっぺん死んでこい〜女医NOBUKOのブログ〜

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生き方も死に方も自分で決めるんだよ?
女医が語る、生き方・死に方・日常のあれこれ

若い頃ヘビースモーカーだった、現在80代の女性。肺気腫もだいぶ進んでいて、初診の時からもう酸素を吸ってた、可愛いおばあちゃん。

タバコをやめた時点で、タバコによる肺へのダメージは止まるけど、あとは加齢や、肺炎の合併のたびに肺機能は落ちてくから、もう既にこの数年のおつきあいの間にも、段々悪くなってきてる。


ここ半月前から、血液中の酸素濃度は保たれていても、呼吸困難感が増していて、「息が止まりそうなほどしんどい」と言う事が多くなった。


肺癌でも肺気腫の末期でも、酸素濃度が保たれていても息が苦しい、のは呼吸器疾患では本当によくある事で

でも治療ができないから、癌でなくても苦しさを緩和する為に麻薬を使う。

麻薬だけで取り除けないときは、抗不安薬の内服とか、飲むのもしんどい時は座薬で、少しウトウトするとなぜか呼吸困難感が和らぐ。


高齢だから、効きすぎると眠りが深くなって逆に呼吸が弱くなってしまう可能性がゼロではないので、そこは少なめから始めるんだけどね。

処方して次に訪問した時に

楽になったーー

って笑顔で嬉しかったなぁ



この方も、苦しくなってももう病院には行かない、と決めているので、後は増量していくだけ。




でね、この方、身寄りなし。
でもね、男性のお友達(純粋に、世話焼き)がなんやかんやお世話してくれてる。

そしてまた、お願いの仕方が可愛い。見習います爆




こういうのも、ありだねーー

って思わせてくれる人間関係。

孤独死って意外と難しいんだよ、って、もっともっと知ってもらいたいなー