「短時間で行ける所あるかなぁ~」と思いつつ、
甲府の愛宕山にある子供科学館に行ってみました。
小学校低学年の子供を連れたお母さんたちが何組か来ていました。しかし、この館に来たことで科学に興味を持つようになる子は、どれほどいることでしょう。
公務員の得意技である箱モノ造りの時代は、もう終わっています。インターネットの動画サイトを使った、科学系動画作りに費用を当てた方が、100万倍有効でしょう。
山梨県立科学館のフロントにあった割引適用表。
お母さんの保険証なんて用意していませんでした。
そこで、若い女性のフロント係員が、何と言ったかというと
「年齢証明で切るものがないので、割り引きはできません」だって。
「誰がどう見たって、このおばあちゃんが65歳以上だってわかるでしょう」
しかし、公務員と言うのは、まるで融通が利きません。
ルール(形式)を順守するのが正しい仕事だと思っているような薄らトンカチな奴らばかり。
「形式の前では良識など意味をなさない」というわけです。
呆れつつ、フロントの奥にいた別の係員を呼んで、
「この館の責任者を呼んで」と依頼しました。
やや年配の女性係員が来てくれたので、経緯を伝えたところ、
お母さんに無料の入館票を提供してくれました。
しかしながら、
形式のみで超然と判断する公務員の愚鈍さに、常日頃、辟易しっぱなしだったので、
そのやや年配の女性係員に、「あす管轄の県庁のトップと、この件を話し合いたいから、今日のこの状況を伝えておいてください」と話しておきました。
で、翌日、
管轄の県庁、社会教育課の在原課長さんに面会したところ、「形式より良識」ということは、よく理解してくれていたので、それ以上は話すことなく、追加として、以下のことを話しておきました。
「日本では車椅子利用者の割引条件として、障碍者手帳の提示を条件としていますが、海外では、障碍者であろうとなかろうと、年齢がいくつであろうと、車椅子利用者は、無条件に割引料金が適応されますよ。ロンドンのウエストミンスター寺院とタワーブリッジでは介助者まで無料でしたし(英国・トルコ(その4:ロンドン2)、セント・ポール寺院では介助者の割引はありませんでした(英国・トルコ(その2:ロンドン)。介助者の割引適応は様々ですが、車椅子利用者は、ロンドンでも、ローマでも、イスタンブールでも、みんな無料でしたよ。
そもそも、空港では世界中どこであれ、足の悪い人には無条件に電動カートが提供されます。
障碍者手帳の有無を、サービス適応対象の判断材料としているのは、日本の行政サービスだけじゃないですか。日本は “おもてなし” という用語で自国を宣伝してますけど、車椅子利用者に関しては、むしろ “おもてなし” の後進国ですよ。公務員には“おもてなし” という発想もなければ実践例もないですよね。日本全国の車椅子利用者に対するサービス基準を、山梨県が先陣を切って、変えていったらどうですか?」と伝えておきました。
<了>



