今日、ある動画を見ました。
自閉症の作家である男性と、
アイルランド人の作家で、
自閉症の息子を抱えた男性との交流を描いたもの。
自閉症って、
私も詳しくはわからないのですが、
自分の思いや考えていることを、
周囲に伝達することが難しいらしく、
側にいる家族でさえ、
その意思をきちんと汲み取ることは難しいようです。
しかし、
この自閉症の男性は、
パソコンのキーボードを使って、
自分の思いを言葉に表すことができます。
それが、
自閉症の人たちの気持ちを代弁していると、
話題になり、
このアイルランド人作家の男性が翻訳し、
彼の本が世界中で読まれているのだそうです。
動画では、
この両者の交流を描いたシーンがあり、
その中でも印象的だったのが、
アイルランド人の作家の男性がこんな質問をした時のこと。
「(自分の息子には)友人がいない。
これから友情を築くことはできるか?」
それに対し、
自閉症の男性は、
「僕にも友人がいないけれど、
僕は不幸に見えますか?」
友達がいない=不幸
そう決め付けているのは、
父親の価値観であり、
息子ではないのです。
友人がいないというのは、
息子の問題ではなく、
父親の問題である、と。
私たちは、
知らず知らず、
自分の物差しや尺度で、
物事をジャッジしてしまいます。
他人や自分以外のことは、
無関心でいろ、
そんなことを言うつもりはありませんが、
自分の価値観ではなく、
相手の価値観や本質を大事にしたいものです。
動画の中で、
この自閉症の男性の祖母が出てきました。
祖母は認知症だそうです。
だんだんと症状が進行している様子を見て、
彼自身も戸惑っているようでした。
でも、
いくら病気が進行していても、
優しい祖母の本質は何も変わっていなかった、
そんなことが描かれていました。
病気や年齢のせいで、
周囲が見方を変えているだけで、
本人は何も変わっていないのです。
家族でも、
クライアントでも、
私たちができることは、
様々なフィルターを通して見るのではなく、
その人の本質を見てあげること。
自分の価値観を押し付けるのではなく、
本人の価値観や希望を、
きちんと汲み取ってあげること。
それを応援してあげること。
たとえ、会話ができなくても、
意思疎通がうまくできなくても、
自分にはサポートできなくても、
その思いを真摯に受け止めるだけで、
救われるんだな、と。
解決すること、
指示することだけが、
助けることではないのだと、
改めて気づかされました。
私が生きるのは、
私の人生だけ。
自分の好きなように、
自分の望むように、
生きる権利があるのです。
私が観た動画のロングバージョンのようです。
3部ありますが、よければぜひ。
何気ないメッセージに、
ハッとさせられます。
それでは。