帰国子女受験.comの齊藤です。
広尾学園小石川中学SGの、2026年度国際生9月編入試験(帰国子女枠9月編入試験)の合格発表が7月17日(金)にありました。
帰国子女受験.com受講生、広尾学園小石川中学SGに3名も合格です!

担当は、北海道大学医学部の山田先生です。
山田先生は、数学はもちろん、文系科目も教えられます、オールマイティーに指導できます。
中学・高校受験指導、高校生の定期テスト対策、編入試験対策など、多くの生徒さんを指導しています。
特に、高校数学指導が上手なんですよ。
さて今回は、東京都市大学等々力中学の帰国生入試について、お伝えします。
帰国子女受験.comの齊藤です。
東京都市大学等々力中学の帰国生入試は、2027年度入試から試験方式が変更されます。
公表されている3方式の試験科目・試験時間・配点を確認しましょう。
東京都市大学等々力中学 3つの試験方式
A方式国語型
国語: 45分・100点
算数: 45分・100点
英語: 45分・100点
グループ面接: 約10分
A方式作文型
作文: 45分・600字程度
算数: 45分・100点
英語: 45分・100点
グループ面接: 約10分
B方式
国語: 45分・100点
算数: 45分・100点
グループ面接: 約10分
A方式国語型
国語: 45分・100点
算数: 45分・100点
英語: 45分・100点
グループ面接: 約10分
A方式作文型
作文: 45分・600字程度
算数: 45分・100点
英語: 45分・100点
グループ面接: 約10分
B方式
国語: 45分・100点
算数: 45分・100点
グループ面接: 約10分
作文は100点満点で採点されるのではなく、4段階で評価されます。
帰国生のミカタ主催の9月3日オンライン説明会で確認したところ、作文はD判定になると不合格とのことでした。
この3つの方式にはそれぞれメリット・デメリットがありそうですが、どの方式を選べばよいのでしょうか。
単純に得意・不得意だけで決めるのではなく、これまで行ってきた他校の受験対策を、都市大等々力のどの方式なら最も生かせるかで考えるとよいと、私は思います。
そこで、東京都市大学等々力中学の3つの入試方式の特徴と、どの帰国生に向いているかを解説します。
まず、A方式国語型を使いやすい帰国生についてです。
A方式国語型の合否判定は、以下の3通りです。
1、国語+算数
2、算数+英語
3、国語+算数+英語
この方式は、国算英の勉強をしていて、特に算数と英語を得点源にできる帰国生に向いています。
たとえば、暁星・城北・SFCを受験するために国算英を勉強している帰国生が該当します。
理由は、単に試験科目が同じだからではありません。
これらの学校の英語では、語彙・文法などを含む「日本的な受験英語対策」が必要となります。
この対策を、都市大等々力にも生かせるからです。
一方、白百合も試験科目は国算英ですが、英語では読解とエッセイが出題されます。
都市大等々力の英語とは出題傾向が異なります。
実は、帰国生入試の英語は学校によって出題傾向がかなり違うのです。
ですから、英語については「試験科目が同じだから」という理由だけではなく、出題傾向まで考えて方式を選ぶことが重要です。
ところで、国語が多少苦手でもA方式国語型を検討できます。
ご存じでしたか?
A方式国語型では、国語に基準点が設けられる予定です。
学校説明会で確認したところ、具体的な点数は非公表ですが、国語の基準点は「かなり低め」とのことでした。
さらに重要なのは、A方式国語型では、国算・算英・国算英の3通りで判定してもらえることです。
つまり、国語が多少苦手でも、算数と英語で合格点を取ることができれば、算英判定で合格を狙えます。
また、合格最低点について、ボーダーラインは65~70%程度が目安との説明がありました。
国語・算数・英語は、それぞれ100点満点です。
国語の「かなり低め」が実際に何点なのかは分かりません。
受験戦略として国語で50点以上を取れるようにしておくと安全だと、私は考えます。
仮に3科目で70%の210点を目標にするなら、国語50点+算数80点+英語80点=210点となります。
これはあくまで70%を目標とした場合のシミュレーションですが、算英で高得点を取れれば、3科判定でも国語の失点をカバーできます。
しかも、算英だけの2科判定もあります。
したがって、算英は強いけれど、国語は少し苦手という程度なら、すぐに作文型へ変更する必要はありません。
まずは、A方式国語型を検討するとよいでしょう。
次に、B方式を使いやすい帰国生についてです。
B方式は、国語45分・100点+算数45分・100点+グループ面接です。
英語も作文もありません。
そのため、他校の帰国生入試を国算で受験するために勉強している帰国生に向いています。
たとえば、海城や攻玉社を国算の方式で受験する帰国生、広尾学園SG・本科などを受験するために国算を勉強している帰国生が該当します。
先ほど説明したように、帰国生入試の英語は学校によって出題傾向がかなり異なります。
一方、国語と算数は、英語ほど学校による出題傾向の違いが大きくありません。
そのため、他校に向けて国算を勉強しているのであれば、その対策を都市大等々力B方式にも生かしやすいのです。
そして、特に海城・攻玉社を国算の方式で受験する帰国生には、もう1つメリットがあります。
都市大等々力の帰国生入試は12月10日です。
攻玉社は1月5日、海城は1月7日に帰国生入試が行われます。
つまり、都市大等々力から約1か月後です。
だから、以下の使い方ができます。
都市大等々力B方式を受験する
↓
本番の国算入試で腕試しをする
↓
弱点や時間配分の問題を確認する
↓
残り約1か月で修正する
↓
攻玉社・海城を受験する
都市大等々力の帰国生入試を使って、実力を確認するのです。
海城・攻玉社を国算の方式で受験する帰国生にとって、都市大等々力B方式は、併願校であると同時に、本番前の腕試しにもなると考えます。
そして、A方式作文型を使いやすい帰国生についてです。
A方式作文型では、作文45分・600字程度+算数45分・100点+英語45分・100点+グループ面接を受験します。
この方式の最大のメリットは、中学受験国語を試験科目から外せることです。
つまり、算数と英語は強いけれど、日本の中学受験国語になるとかなり厳しい帰国生にとっては、有力な選択肢になります。
ただし、「国語が苦手=作文型」ではありません。
作文は45分で600字程度を書かなければなりません。
さらに4段階評価で、D判定になると不合格です。
つまり、A方式作文型は、国語から逃げる方式ではなく、中学受験国語を日本語作文に置き換えて、算英で勝負する方式と考えるべきです。
また、受験タイパにも注意が必要です。
帰国生入試では、「国・算」「国・算・英」「算・英」といった試験科目の組み合わせが多いため、都市大等々力のためだけに日本語作文対策を追加すると、他校へ対策を転用しにくくなります。
ですから、他校対策ですでに作文に取り組んでいる場合や、中学受験国語より日本語作文の方が明らかに戦いやすい場合は、A方式作文型を選ぶとよいでしょう。
そして、もう1つあります。
都市大等々力の志望順位が高い帰国生です。
他校に作文対策を転用できなくても、都市大等々力への合格を優先するのであれば、学校別対策として作文に時間を使う価値があります。
最後に、東京都市大学等々力中学の3方式の選び方をまとめます。
A方式国語型: 国算英を勉強していて、特に算英を得点源にできる帰国生。
B方式: 他校の帰国生入試を国算で受験するために勉強している帰国生。
A方式作文型: 算英は強いが、中学受験国語が大きな弱点で、日本語作文で戦える帰国生。
B方式: 他校の帰国生入試を国算で受験するために勉強している帰国生。
A方式作文型: 算英は強いが、中学受験国語が大きな弱点で、日本語作文で戦える帰国生。
繰り返しになりますが、都市大等々力の方式は、「どの方式が一番簡単か」ではなく、「これまでの受験勉強を、どの方式なら一番生かせるか」で選ぶとよいと思います。
ただし、都市大等々力の志望順位が高いのであれば、他校への転用だけで考える必要はありません。
必要であれば、都市大等々力に合格するための学校別対策を追加すればよいのです。
そして、3方式すべてに共通する科目があります。
算数です。
学校説明会では、「算数で合否が分かれる場合が多い」との説明がありました。
どの方式を選ぶ場合でも、まずは学校HPに掲載されている過去問を使ってバッチリ対策してくださいね。
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今回は、東京都市大学等々力中学A方式作文型の作文対策と、各方式のグループ面接対策についてお伝えします。
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