『ワルシャワ便り』著岡崎恒夫は、ポーランドの帰国生が活動実績を構築する教材として役立ちます。 | 帰国子女枠入試を合格させるための自己PR添削と面接練習対策

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● 『ワルシャワ便り』著岡崎恒夫は、ポーランドの帰国生が海外生活から得られた学びや気付きを理解したり、活動実績を構築したりするための教材として役立ちます。

帰国子女受験.comの齊藤です。

関西学院千里国際高校の、2026年度海外生編入試験の合格発表が11月26日(水)にありました。

スカイプレッスン受講生、関西学院千里国際高校に2名合格です!

担当は、北海道大学農学部の西川先生です。



西川先生は、高校時代は中国に留学し、大学時代はアメリカに留学しています。

日本語と中国語と英語が話せるマルチリンガルなんです。

ですから、英語エッセイや日本語作文指導が得意ですし、日中英3か国語の面接試験指導ができるんですよ。


先日、自己PR型の帰国子女枠入試・帰国子女枠編入試験では、「1、学校の成績」「2、語学資格」「3、課外活動」の経験や海外生活から得られた学びや気づきが重要であることをブログに書きました。

・イギリスの帰国生が海外生活から得られた学びや気付きを理解するための教材: 『ホルムヘッドの謎』著林望

・イランの帰国生が海外生活から得られた学びや気付きを理解するための教材: 『ナン香るイランから』著川地恵理子

・イタリアの帰国生が海外生活から得られた学びや気付きを理解するための教材: 『パスタぎらい』著ヤマザキマリ


これまでに上記3冊を紹介しました。

今度は、ポーランドの帰国生からリクエストをいただきました。

そこで、海外生活から得られた学びや気付きを理解するための教材をポーランドの帰国生に紹介します。



『ワルシャワ便り』著岡崎恒夫

岡崎先生は1969年からポーランドに定住されて、ワルシャワ大学日本学科で指導されてきました。

また、NHKラジオ深夜便の人気コーナー『ワールドネットワーク』でポーランド・ワルシャワの報告もされています。

『ワルシャワ便り』には岡崎先生の「ポーランドでの経験から得られた気付きや学び」がたくさん述べられているので、これを参考にして、自分の海外経験から得られた気付きや学びを考えると良いです。

海外生活から学びや気付きを得るための条件

1、ある程度の長期間を2か国以上で暮らしていて、海外での学校生活や課外活動や家族での活動などにしっかりと取り組み、その取り組みが一筋縄ではいかないときはあれこれ悩んでアドバイスをもらったり工夫したりしていること

2、海外滞在中に様々な地域を訪れてRAS(Reticular Activating System 脳幹網様体賦活系)を開き、その状態で海外での学校生活や課外活動や家族での活動などにしっかりと取り組んでいること

※RASを開くとは: 自分的に重要だと感じることだけに反応するようふるいにかける脳のフィルターを解除して、様々なことに気付きやすくすること

この書籍を読むと、岡崎先生は「1」と「2」の両方に該当されていることが分かります。

長期滞在をされていながら、ルーティーンワークではなく、RASが開くような行動をされています。

そして、仮説と検証を繰り返しながら行動されているので、先生の考え方に独自性があります。

『ワルシャワ便り』の内容はすべて参考になりますが、ポーランドの帰国生と他の国の帰国生の大きなヒントになる章を紹介しますね。

なお、原文をそのまま掲載することはできないので、私がまとめた内容から岡崎先生の気付きや学びや行動内容を理解してください。

『ワルシャワ便り』著岡崎恒夫

『海はありますか?』 2009年8月17日

・ポーランドにはバルト海に面している。しかし、「ポーランドには海があるのですか?」と、日本の人から昔はよく尋ねられたこと。その理由は、かつてソ連東欧という地域であったので、海を持たないチェコやスロバキアやハンガリーと混同されたからではないか。

・日本の海と比べるとポーランドの海水は氷のように冷たいので、泳ぐ気になれないこと。一方で、スカンジナビアからの旅行者は温かく快適だと言っていること。救護隊員が水温を確認した上で海水浴の許可を出す、泳げる場合は白旗、禁止の場合は黒旗が上がる。

・ポーランドは海水の塩分が少ないので、海で泳いでも身体があまりべたべたしないこと。また、海風の塩分も少ないので、日光浴後にそのままシャツを着ても気にならないこと。海水は感覚値ではあるが日本の1/10ぐらい。濃度が低いから塩田がないのであろう。 

※ヴィエリチカの岩塩が重宝されたのはそのためかもしれないと、齊藤は推測する。

・ポーランド人はニシンを食べるが、塩漬けや酢漬けにするのを好む。内臓や卵(数の子)は食べない。日本の業者が数の子にする技術を教えて日本に輸出している。また、イカを食べる習慣がないが、イカを捕って日本に輸出している。エビも好まないことが多い。

・バルト海から琥珀(樹脂の化石)がたくさん採れること。海底には琥珀が埋まっていて、強い波によって上がってくる。だから、嵐の翌日は海岸まで琥珀を探しに来る人がいる。質の良い琥珀はアクセサリーに使われ、中に虫が閉じ込められた琥珀は珍重される。

『博物館の夜』 2016年6月2日

・ヨーロッパ各地では5月中旬に『博物館の夜』が開催されること。ワルシャワでは土曜日の19時から日曜日の朝2時頃まで博物館巡りができる。この期間は博物館や美術館が無料となり、政府官庁や各国文化センターなども公開される。交通機関も無料となる。

・2016年度のワルシャワの『博物館の夜』で公開されたのは250か所で、岡崎先生は、韓国文化センター、ネオン博物館、社会主義回想博物館、ポーランドの国民教育省、ワルシャワ大学を訪問されている。たくさんの家族が夜遅くまで博物館巡りを楽しんでいた。

※韓国文化センター(Centrum Kultury Korei przy Ambasadzie Korei): 伝統楽器サムルノリの演奏、ハングルの書道、民族衣装チマ・チョゴリの試着などが準備されていた。

※ネオン博物館(Neon Muzeum): 社会主義時代に近代化のシンボルとして使われていたネオン看板を見学できる。現在は文化科学省の中に移転した。

・社会主義回想博物館(Muzeum Zycia w Prl): 1989年の民主化以前に使われていた日用品や電化製品やプロパガンダ的映像を見ることができる。

・国民教育省(Ministerstwo Edukacji Narodowej): 入り口の脇に舞台が設置され、役者が古典文学を朗読していた。世界初の教育担当省庁であり、歴史的に重要な出来事もあったため、ガイドが屋内を案内してくれた。

・ワルシャワ大学(Uniwersytet Warszawski): 豪華なイルミネーションが施されていた。2016年に創立200年を迎えた。

『海はありますか?』と『博物館の夜』から、下記のことが分かります。

・『海はありますか?』: 岡崎先生の経験から得られた気づきや学び
・『博物館の夜』: 岡崎先生の行動内容


たとえば、岡崎先生のバルト海に関する気付きと学びと自分の海に関してはどのように違うのかを考えると良いですよね。

また、岡崎先生の行動内容、つまり、『博物館の夜』で選択された場所がユニークなので参考になりますし、これらの場所からどのような気付きや学びを得られるのかを確認しても良いですよね。

ポーランドの帰国生のみなさんは、『ワルシャワ便り』を基にして、課外活動の内容や願書やエッセイや面接のネタを考えると良いですよ。

実は、私は9月にワルシャワに行って、高い評価を得られるポーランドの課外活動を考えてきたんですよ。

ところで、ポーランドの帰国生に役立つ本がもう1冊あります。



『クラクフ:書くための本』日本語版  著田村和子

田村さんはポーランド第二の都市クラクフで生活された後、東京でポーランド語を学び、ポーランドの児童文学を研究されています。

また、数々のポーランド語の書籍を翻訳されていて、たとえば、『クラクフ・ゲットーの薬局』も田村さんが翻訳されているんですよ。

『クラクフ:書くための本』の活用方法もブログに書きますので、楽しみにしていてくださいね。^^

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