



子どもの頃から不思議だったのだけれど。
ジブリ映画のヒロインたちは、どうして次に何をすればいいのか知っているんだろうと思っていた。
サツキはメイを探すのに、トトロに頼むしかない、って思うし、
キキはトンボを助けるために、おじいさんにデッキブラシを借りる。
ソフィは安全な場所で待つのではなく、家ごとハウルを見つけに行くし、
千尋はハクの許しをこいに銭婆のところに行くとき、カオナシも連れていく。
彼女たちは、まるで夢の中にいるみたいに、次に何をしたらいいのか分かっている。そしてそれはいい結果を導き出す。
私だったら、おろおろしてしまうし、何をどう行動していいか迷ってしまうなぁ。ジブリのヒロインのように次の手を分かりたいと思ってきた。
最近少し分かってきたこと。
ヒロインは、何をしたらハッピーエンドか知っているわけじゃなかった。
自分の望む未来のために、自分の信念のままに、愛する人を守るために。
ただ夢中に行動していただけ。
その選択が、上手く行くかなんて知らないけど、そんなことお構いなしなくらい、何かを守るという強い気持ちがあっただけ。
そういうひたむきさで取った選択は、決して間違ってない。そんなことを教えてくれていると思うようになった。
怖がるより先に、叶えたいことがあるなら、気持ちのままに行動しよう。
そうヒロインたちは示してくれる。
監督の宮崎駿さんは、残念ながら私くらいの年齢の女性はあまり好きじゃないらしい。
サツキやメイの、その後のストーリーも頭の中では展開されているけど、それは真ん中がすっぽり抜けていて少女時代のあとは、おばあさんになってからしか想像できないんだって。
そんな、ちょっと純粋さからは遠くなる年代かもしれないけど、私はジブリヒロインっぽく、たまにはひたむきに居たいと思う。
まるでハッピーエンドを確信しているみたいに。