算数の基礎は計算だから、『入学までは計算の先取りをどんどんやっておこう!』 というお考えの方もいるかもしれませんね。
でもこれって・・・。
こんにちは。
朝霞のどんぐり式 算数文章題教室
学び処『にこまる』
平松 あかね です。
入学前に計算だけを先取りすることには副作用が伴いますからご注意ください。
どんな副作用かといいますと、
①数の概念や計算の意味を理解しないまま機械的に覚えて答えを出すようになる場合がある。
②せっかく先取りしても学校でやるのは簡単な計算からなので面白くない。
③速くたくさんできることが良いことだと思い込んでしまう。
④反射的な学習に偏って思考力が育たないため、文章題が苦手になる傾向がある。
①と④は、特に気を付けてほしいですね。
じっくりゆっくり考えることをしていないため、ちょっと面倒な問題だったり、ややこしかったりすると思考停止に陥ってしまうのです。
文の意味も考えずに、文章中の数字を使って適当に式にして計算だけしようとします。
こうなってから修正するのは大変ですよ。
そうじゃなくても計算は入学してから嫌というほどやらされます。
宿題でも出されます。
だから、益々、考える機会が失われてしまいます。
何も、入学前から鉛筆を持たせてあくせく計算練習をさせる必要はないのです。
入学前にちょっと計算の練習をさせたいな、という場合は、「5+3=」というような式は見せずに、口頭で問題を出してあげるのがおススメです。
「ママがクッキーを5枚、Aちゃんが3枚食べたら、二人合わせて何枚食べたかな?」というように口頭で問題を出して、口頭で答えられるようにしておくといいですよ。
もちろん、暗算(頭の中でイメージして計算する)が難しい場合は、どんどん指を使わせてください。
何度も指で計算しているうちに、頭の中だけでもできるようになります。
指で計算するときは、5や10のまとまりを意識できるように工夫してみてくださいね。
口頭で問題を出すのですから、そんなに大量にはやれませんが、それでいいのです。
大量にやらせて暗記させるような勉強は小学生には必要ありません。
入学前に、学習習慣をつけるためとか中学受験のためにできるだけ先取りしておきたいといって机の前に座らせても、それが思考力養成の邪魔をしてしまっていたら、子どもが可哀そうです。
それよりもまず、「思考力」が育つのは12歳までだということを念頭に置いて、そちらを優先してあげてくださいね。
(一番必要なのは、遊びや実体験の時間&安心して過ごせる環境ですけどね)
というわけで、
入学前から始めるのは「考える学習」がベスト!!
低学年さんも間に合います。
中学年さんはちょっと努力が必要です。
高学年さんはかなり努力が必要です。
年長さんからできる思考力養成には「どんぐり倶楽部の良質の算数文章問題」がご使用になれます!(絵図を描いて、動かして、考える、算数文章問題です)
年長さん向けは、こんなかわいい問題がいっぱいですよ。
(問題は親が1文ずつ読み上げます)
↓↓↓↓
<0MX18>
まいごの ありさんが、かなしくて なみだを おとしながら あるいてます。
ありさんが 1ぽ あるくたびに なみだは 3つぶ おちてしまいます。
では、 ありさんが 4ほあるいたとき なみだは なんつぶ おちてしまうのでしょう。
どんぐり問題はその場で正解を出すことが目的ではありません。
だから、年長さんが取り組んでちんぷんかんぷんでも問題ありません。
問題も親が読み上げてあげるので文字が読めなくても大丈夫です。
お絵かきが極端に嫌いな子には少しハードルが高いかもしれませんが、それさえ乗り越えてくれれば確実に思考力が育ちます。

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