1960年に川添浩史が妻梶子のために開いたイタリアンレストラン。
キャンティと付くイタリアンは多いがここは別格だ。
川添は大政奉還の立役者後藤象二郎伯爵の孫で、戦前パリに遊学する。そしてピアニストの原智恵子と結婚する。
彼らが日本に戻って軽井沢でパリ時代の仲間と集う姿は、筆者の「心の糧(戦時下の軽井沢)」で紹介した。
その後川添は原と離婚し、イタリアに留学経験のある岩本梶子と結婚しキャンティの開店となる。
以降は川添夫妻の人脈を介して映画監督、作家、音楽家、デザイナーなど各界の文化人が交流した。キャンティの常連客には、安井かずみ、加賀まりこ、コシノジュンコ、かまやつひろしらから、三笠宮殿下や島津久永、島津貴子御夫妻など、皇族関係者までが含まれた。(ウィキペディア)
少し前の訪問で値段は訪問時のもの。今回「歴史あるレストラン」の書庫を開設したのに際し、紹介します。
食レポだけには終わらない様、心がけます。

地上階のカフェにはお手頃なパスタランチがあるが、今日は一人でないので頑張って地下へ。
そこは2400円のセットが最安(プラスサービス料10%)。本日のおすすめパスタは一種類のみで自家製ソーセージのトマトソース。先ずは前菜とパン。給仕する人はベテラン男性だ。


パスタは香辛料が上手く効いている。お客さんはみな静かにしゃべり、食べていた。パスタと同時にサラダが出る。

地下だがこんな植栽が。


味より雰囲気を楽しむお店。
1960年代の痕跡とかないのか聞いたら、そっけなく「無い」と言われたのは少しがっかり。

