2000年8月15日
その頃
ダンナと私と猫のジョジョくんだけで暮らしていた
その2ヶ月前の6月
私の実家の跡地に家を新築完成し10年ぶりに地元に戻って暮らしていた
ダンナは夏休みの数日は毎年群馬の実家に帰省していたのだが
ワタシはいつもの「調子悪いので…云々」と毎度の義実家に帰省せず
今で言う「セパレート帰省」の先取りである
いや違う
ワタシは今でこそべったり介護で毎日手を繋いで病院やらなにやら通い食事も爪切りも耳掃除も
母親の関与するあらゆる事柄(毎月のムカつく高額な漢方の通販の注文から田舎の不動産関係の処理、
また親戚その他諸々の連絡まで)
をやっているがもともとは不仲だったのである
今思えばある意味母親からの愛情の薄い子育てだったと思う
その頃は8年は会ってなかったと思う…もっとかな?
こっちばっかり帰ってはではフェアじゃないので両方の実家には行かないでいた
まあ評判悪かったでしょうね・・・フフ
うちの母親は私が結婚した数年後に
年老いた父母(私にとっては祖父母)の面倒を見るため自分の実家に戻って引っ越していた。
その為実家は空き家になっており放火も怖いし物騒だし壊して土地は更地にし
土地は母親名義だが新築家屋を建てた(のはダンナである)
さて
その日の夜もダンナは帰省だしのんびりと暇だったのでファイナルファンタジー7のレベル上げをやっていた
今思えばほんとに暇である
全員9999にするべく疲れながら横になりながらもやっていた
それは夜中の12時頃だったか
急にお線香の香りがかすかにした
? ああ、今日はお盆だから隣の中川さんの家からかな
と呑気にコントローラーを握りレベル上げを頑張っていた
しかし次第に強くなってくるお線香の主張が部屋に充満してきている
うーん?と思い窓を開けたらそこには夜の匂いと湿気とクーラーの室外機の音だけ
よく考えれば当たり前である
クーラーを付けているのでそもそも窓は開けておらず
しかも夜中の12時にお隣も窓を開けていたり庭で何かしているわけがない(しかもお隣の庭の樹木を挟んでの住宅が立っているのでそもそもそんなに匂わない筈で)
お線香の香りも何も無い
窓を閉めるとまたもやお線香である
間違いない
これは…つまり 家の中からか…
今思えば猫はいなかった
3階で寝てたのかな
それは22歳の時に亡くなった父親だろうと思った
実家の跡地なので場所はわかるから新築の家を見に来たのか
引っ越してきて2ヶ月目の初めてのお盆
ここに戻ってくる前は結婚してからの10年間は神奈川県に住んでいたので
場所がわからなくてそこには来れなかったのかもしれない
お線香の主張があったのはその年の1回だけだった