同じ入居者のネミさん。



朝食を一緒に食べて、しばし語らい



と思っていたら、ネミさんがこれまでの人生を話してくれた。



話の最後は涙無しでは聞けなかった。



お父さんとネミさんの話。



ネミさんは虐待のようなことをお父さんから受けていて、でも最後の最後に和解して。



ネミさんは以前
「このグループホームに入れて、今が1番幸せ」
と言った。



その理由がよく分かった。



いま、ネミさんが幸せで良かった。



ネミさんに私も父から暴言を吐かれたりして、ここに来るまで、毎日泣いてたと話ながら泣いた。



「私の若い頃を見てるみたい」
とネミさんは言った。




2人で手を取り合った。




初めて似た境遇の人に会った。



私のまわりの人は親に愛されてる人ばかりだったから、私の苦しみを理解してもらうのは難しかった。



だから本当に孤独だった。



ネミさんが自分のことのように話を聞いてくれて救われた。



ネミさんには穏やかにすごして欲しい。



温かいものにつつまれて、幸せであってほしい。