「もうダメだ」と
泣き崩れた声でやっと聞き取れた言葉
「どうしたぁ?」
ハーセプチン+シスプラチン点滴
ゼローダ6錠服用を9カ月程投与していたようだが
耐性がついたのか
前回からオプジーボに変わり
翌月には腫瘍も一旦、小さくなって
良かったね
効果あったねと喜んでいたのもつかの間
2回目のオプジーボを受ける為に受診したが
体力的に無理と判断され
今回は見送りとなったそうだ
足の痺れが酷くなり
歩くのも やっとやっと
殆ど寝てばかりなので背骨が圧迫骨折
全身に転移した腫瘍のせいか薬の副作用か
水までも吐いてしまう日が続き
体重も25kg減り 風呂で鏡を見るのが情けない
あばら骨が見えて まるで「ジャイアント馬場だよ」と言ってた。
「ジャイアント〇〇」じゃん!とふざけて言ってみたものの
笑い返す余裕は持ち合わせてなかった彼
去年の6月に余命6カ月と宣告されていた
「今年いっぱい持ちますか?」と医者に尋ねたら
「この夏が越せるかどうか・・・」と
残酷な現実を突きつけられ落胆し切っていた。
10日ほど前に
甘い物なら味が分かると言っていたので
パウンドケーキとクッキーを焼き
送ってあげた時は
「ありがとう!」と元気に電話で伝えてくれたのに
たったの10日間で こんなにも体力を奪われものなのか
友達に頼んで おまえの顔を見に行くと言ったので
「それは・・・
ごめん。叶わないよ。認知症の母もいる事だし」と
苦し紛れの言い訳が口から出た。
彼の最後の頼みを
私はバッサリと断ち切ってしまった。
彼の気持ちより
自分の辛さを考え
冷酷に断ってしまった。
どうしても
やせ細った余命幾許もない彼を見るのは
耐えがたい事だった。
泣き崩れた声でやっと聞き取れた言葉
「どうしたぁ?」
ハーセプチン+シスプラチン点滴
ゼローダ6錠服用を9カ月程投与していたようだが
耐性がついたのか
前回からオプジーボに変わり
翌月には腫瘍も一旦、小さくなって
良かったね
効果あったねと喜んでいたのもつかの間
2回目のオプジーボを受ける為に受診したが
体力的に無理と判断され
今回は見送りとなったそうだ
足の痺れが酷くなり
歩くのも やっとやっと
殆ど寝てばかりなので背骨が圧迫骨折
全身に転移した腫瘍のせいか薬の副作用か
水までも吐いてしまう日が続き
体重も25kg減り 風呂で鏡を見るのが情けない
あばら骨が見えて まるで「ジャイアント馬場だよ」と言ってた。
「ジャイアント〇〇」じゃん!とふざけて言ってみたものの
笑い返す余裕は持ち合わせてなかった彼
去年の6月に余命6カ月と宣告されていた
「今年いっぱい持ちますか?」と医者に尋ねたら
「この夏が越せるかどうか・・・」と
残酷な現実を突きつけられ落胆し切っていた。
10日ほど前に
甘い物なら味が分かると言っていたので
パウンドケーキとクッキーを焼き
送ってあげた時は
「ありがとう!」と元気に電話で伝えてくれたのに
たったの10日間で こんなにも体力を奪われものなのか
友達に頼んで おまえの顔を見に行くと言ったので
「それは・・・
ごめん。叶わないよ。認知症の母もいる事だし」と
苦し紛れの言い訳が口から出た。
彼の最後の頼みを
私はバッサリと断ち切ってしまった。
彼の気持ちより
自分の辛さを考え
冷酷に断ってしまった。
どうしても
やせ細った余命幾許もない彼を見るのは
耐えがたい事だった。