イタリアには警察が大きくわけて4つあります。

ひとつは各市における地方自治警察(ヴィジレ・ム二チパーレ)。
一般的には、市における道路交通監督、商業営業監督、公共土地規制監督、など幅広く、住民票申請にお
いて住所確認訪問まで受け持っています。一般的には、交通罰金、店舗営業罰金などでよく知られていま
す。
交通整理も彼らの業務の一つですが、ひとつ面白いエピソードを。。。
私がイタリアに来て間もない頃、仕事へ行くのにバスを利用していました。
その朝は、いつもに比べて大変渋滞しており、30分経過しても数メートル進むくらいで、乗客はイラつい
ていました。すぐ前の信号が、ヴィジレにより交通整理されているようです。その後、20分経過して、や
っと交差点に辿り着いた私達のバス。そこで起こったのが、怒りくるっていた乗客が一斉に窓を開けて、
ヴィジレに向かいジェスチャー交えて罵倒し始めたのです!十数人の人が一人の交通整理のお巡りさんに
叫んでいるんですよ~。これは絶対に日本では起こらないこと。
私はイライラなど忘れ、口をぽっかり開けて、フリーズ状態ですよ!でもそこがイタリアの面白いところ
です。

次は国家警察。
内務省に属する、いわゆる、一般のお巡りさんです。
殺人、強盗、などの犯罪などで110番すると、彼らが現地に飛んできてくれます(飛んでくる時間が問
題ということもあるんですが。。。。)
私が勤務していたローマ中心地の事務所下には小さな銀行がありました。銀行では通常、ガードマンが警
備しており、不信人物などをチェックします。ある日のお昼時、強盗未遂があったようで、ガードマンが
鼻から血を出して、道端に倒れているではないですか!すぐに110番で警察と救急車を呼んだのです
が、救急車はすぐに到着したにもかかわらず、警察はちょっと出遅れてました。まあ、どっちにしても犯
人達は、ガードマンを殴ってさっさと逃走していたのですけれど。。。
そこへ遅ればせながら到着したパトカー。これがちょっと滑稽だったのです、というのはなんと7台のパ
トカーが到着し、4台の警察オートバイが事務所前の道路を封鎖しました。そこで制服および私服警官達
は7台のパトカーのドアを開けて、入り口を睨んで、銃を構えてます。。。まるで撮影現場を見ているか
のようでした。
遅いあなた達、犯人はとっくに逃げてます。

こちらはすごく怖い存在の財務省に属する、財務警察。
脱税対象者を厳しく取り締まります。空港税関にいるのがこちらの警官です。
イタリアは脱税がはびこっている国です。国家赤字がこれだけ莫大なものなのに、一般市民でも街、海、
山などに家を持っていたり、船を持っていたり、と日本庶民に比べると大変豊かな生活を送っています。
(この所の不景気でその姿はだいぶ変化しましたが。。。)
サラリーマンは自動的に引き落とされるので、脱税は至って難しいですが、一般商店、レストラン、バー
ルなどで、レシートをきちんとくれない時は、脱税してるんです。
抜き打ち検査でよくあるのが、目をつけられているレストランなどで、警官が入り口近くに張り込んでま
す。出てきたお客にレシート提示を要求し、レシートがない場合は、お客にも罰金が課されるんです。
どの位の頻度で検査があるかわかりませんが、私は一度も当たったことがありませんねぇ。。。
また、一度小さな脱税で目をつけられると、数年に渡り、細かく調査されるので、摘発される時には莫大
な罰金支払い義務が課されえると聞きます。税金はちゃんと払いましょう!

こちらは有名なカラビニエーレ、防衛庁所属の憲兵さんです。
一般的な警察業務をこなし、それに加えてミリタリーポリスでもあるので、戦争勃発時には借り出された
り(現イラクなど)、在国内外大使館警備などの業務を受け持っています。
中には美術盗品、偽物などを捜査する専門部署などもあり、かなり幅広い域で活躍してます。
他にも環境庁に属する、森林警察などもいますが、街で一般的に見かけるのはこの4つの警察です。
上記写真は、グーグルイメージから拝借しました。