雨の音を聞きながら、ゆっくりと手を動かす時間。
庭で育てているワイルドオーツ。
ヒンメリを作ろうと思って、できるだけ抜かずに残していたのだけれど、気づけばあちこちで元気に育ちすぎていました。
今日は剪定も兼ねて、少しだけ間引くことに。
細くて軽い茎を手に取ると、自然の造形そのものがすでに美しくて、どこを使おうかと少し迷う時間もまた楽しいものです。
今回は、八面体の練習をかねて。
1cm刻みでパーツを作り、それを入れ子のように重ねていきました。
あえて固定はせず、それぞれが少しずつ動く、アンシンメトリーな形に。
以前は本の通りのサイズで作っていたので、空気が通るような「抜け感」がありましたが、今回は少し密な仕上がりに。
もう少し軽やかでもよかったかな、と思いつつ、これはこれで今の自分の手の記録のような気がします。
ワイルドオーツは節があるので、そのままでは糸を通せない部分も多く、使えるのは節と節のあいだだけ。
自然の素材ならではの制約が、逆に庭のものを素材にするヒンメリ作りの魅力のひとつです。
窓辺に吊るすと、雨のやわらかい光の中で、静かに揺れていました。
もう少し成長するのを待ちながら、また間引いたもので作ろうかな。



