万博の中でも目を引く建物。外観に使われているのは無数の縄。独特のリズムを刻むように垂れ下がるその姿は、海を想わせるデザインで、隈研吾さんによるものだそうです。ここがポルトガルパビリオン。まるで異国の街角に迷い込んだような気持ちになります。
こちらのレストラン、気になっていながらも、通るといつも列が締め切られていたのですが、この日の朝は、まだ並べるようだったので挑戦してみることにしました。今の時期、日に日に万博の入場者数が増えて、パビリオンに入るのも一苦労。そんな日にレストランに並んで美味しいものを味わう万博もいいな、と思いました。
「MAR DE PORTUGAL」というレストラン。ガスパチョ、タコのサラダ、タコごはん、さらにバカリャウとブロア。テーブルの上に並んだ料理はどれも丁寧に作られていて、一口ごとに「おいしい!」と笑顔になってしまいます。
暑い日にぴったりのガスパチョは、トマトの酸味と野菜の甘みが爽やか。
たこのサラダはお野菜がたっぷりで彩り鮮やか。
名物のタコごはんは、タコの旨みがしっかり染み込み、スプーンを運ぶたびに深い味わいを楽しめました。
そしてバカリャウとブロアは、オリーブの香りが心地よく、自然とワインが進むお料理。ポルトガルの食卓の豊かさを感じさせてくれる一皿でした。
最後はデザートを2種類。半熟カステラに合わせるワインを伺ったところ、ソムリエの方がわざわざ来てくださり、ぴったりの赤ワインをすすめてくださいました。その組み合わせがまた絶妙で、口の中に広がる余韻まで楽しむことができました。甘さとワインの深みが響き合って、食事の締めくくりにふさわしいひとときでした。
一皿が思ったほど大きくないので、この量で二人でお腹いっぱいに。ボリュームを考えると、一人で訪れてもデザートともう一皿くらいは楽しめそうです。
スタッフの方の接客もとてもあたたかく、そこには「食を通じてポルトガルを伝えたい」という愛情が感じられました。すべて美味しかったので、次はあえて違うメニューを頼んでみたい。
万博の中で、小さなポルトガル旅行をしてきたような時間でした。
——今度は夜に訪れて、また違うポルトガルを味わってみたいです。










