写仏体験をしてきました | みんな同じでみんなアホ!? なおコーチの花より落語なブログ

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コーチとして、考えていること、視覚障碍者として遭遇する、日常のリアルで不思議な温かい出来事、パートナーである盲導犬とのほっこりエピソードなどを、自称・創作落語化の感性を通して、こっそりお伝えしています。

<写仏体験をしてきました>

こんにちは。コーチのなおです。

先日、お寺での写仏を体験してきました。

ご縁あって、仲間と企画した研修合宿の会場として山奥にあるお寺をお借りし、そのプログラムの一つに写仏がありました。

仏様の絵と簡単なお経が書いてある紙の上に薄い紙を置いて、その上から線をなぞっていく。過去にも未来にも思いを飛ばさず、ただただ「今この瞬間」に意識を置いて、無心になって物事に取り組んでみるというのがその狙いで、座禅などとも通じています。

視覚障害を持っている私は、そのプログラムがあると聞いたとき、やはりいつものパタンで初めは少し心がざわつきました。どうしよう、なんで私がいるのにそんなのプログラムの中に入れたのかな。

でもそんな被害者モードの思いがよぎったのはほんの一瞬、次の瞬間には、おもしろそうだ、じゃあ、みんなが写仏体験やっている間、私は何をしていようか、別の形でもよいから、自分もプログラムに参加する方法は何かないのだろうかと、ニヤニヤしながら、仲間にも声をかけて、一緒にアイデアを探り始めました。

上にも書いたように、写仏はただ仏様の絵をタスクとして描くことが目的ではありません。無心に何かに取り組めればよいのだから、ということで、その間、紙を折っていればよいのではないかという提案が仲間からあり、ご住職様が半紙を持ってきてくださいました。うん、それもいいかも。

プログラムの開始前、隣に座った仲間が私の指を持って線をなぞりながら、どんな絵が描かれているのかを丁寧に説明してくれました。蓮の花を持った仏様の穏やかな様子、周りに、オーラのように書かれたお狂。それを聞いていたら、なんだか無性に私も絵を描きたくなりました。

次の瞬間、私は筆ペンを握り、心を込めて仏様を描きました。お手本と似ているかどうか、そして上手に描けているかどうかなど特段大きな問題ではなくて、自分がただただ、描きたいと思う気持ちが大切だと思いました。

出来栄えはさておき、私の仏様の絵が無事完成しました。無性に感謝の思いが湧き上がってきて、絵の右上に全くもって美しくない文字で「ありがとうございます」と書き添えました。仲間の話によると、とてもかわいいだるまさんのような仏様の絵が描けたようです。

大切なことは上手にやることでも、正しく行うことでもありません。ただ気持ちに正直に、どこからでも何からでも創っていけるのだと信じて取り組む心。それさえあれば、大体のことはどうにかなる。

そんなことを身を持って体験した、とても嬉しい出来事でした。

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