田内学/お金の不安という幻想■202605
感想…★★★★★
「きみのお金は誰のため」は物語形式だったが本著はビジネス書形式
お金の不安に対して投資術でもなく精神論でもなく社会問題として解決することを提言
少子高齢化問題や老後2000万円問題は本来政府や財務省が解決すべき事なのに新NISAやiDecoなど個人の資産形成問題にすり替えられた
生産人口が減るのにカネだけ貯めても生産できるサービスやモノは不足するので値段が吊り上がり物が買えなくなる
その結果いくら貯めるかが問題ではなく上位の富裕層しかサービスやモノが買えない社会になる
こうした問題をみんなで認識して新しい企業やサービスを生み出して生産力を上げるというのが解決策とのこと
しかし現実では新たな労働力として移民受け入れに注力したり生産力の低い既存企業に補助金で優遇したり未だカネ中心で社会を回そうとしている
みんなが認識して社会が動くのは現在の経営者政治家では無理そうで、新しい世代への世代交代が必要だがそれまで持つかどうか
