「ジゼル」②1幕後半、ジゼルの狂気、そして死 | ネイリング公式ブログ

「ジゼル」②1幕後半、ジゼルの狂気、そして死


🩰🦢🩰👑🩰🧚🩰
前回の続きです。

7年前に「ジゼル」の主役デビューをしてから、今回が2度目の
「ジゼル」の舞台

娘たちは小学校の時から、夏休みはフランスのバレエ学校に留学していました。そして中卒で海外のバレエ学校やバレエ団に各々行ってしまいました。
その時に、「大切な人との死に目にも会えなくなる可能性が高いけれど、覚悟はある?」と尋ねたことがありました。
残念なことに、その通り、大好きなおじいちゃまとおばあちゃまの最期には連絡がとれず(時差がある為)、舞台も控えていた為、帰国できず、お葬式には参列できませんでした。
7年前のジゼルは、やはり若い頃にバレエを踊っていた母も楽しみにしていましたが、その舞台の直前に母は亡くなったのでした。次女の踊るジゼルの姿をこの目に焼き付けて、墓前で報告しようと思いました。
そんな思い出深いジゼルの2度目の舞台ですので、
あれから7年の年月を経て、成長した次女の踊るジゼルをもう一度、近くで見たかったのです。未練がましいですかね。。(^_^;)


1幕の後半をご紹介
村人たちとジゼルアルブレヒトが楽しく踊っていると、村に角笛📯の音が響き渡り、狩猟をしていたアルブレヒトの父親クーランド公爵とバチルダ姫👸達が村にやって来た。
アルブレヒトは慌てて隠れるが、その様子を見ていたヒラリオン🧔‍♂️は、今日こそ村人になりすましているアルブレヒトの秘密を暴いてやろうと、アルブレヒトが小屋に隠していた紋章入りの剣⚔️を持ち出し機会を伺っていた。

クールランド公爵は、ジゼルの家でバチルダ姫👸を休ませ、お世話をするように命じた。


貧しいジゼルは、美しいバチルダ姫👸が、まさか愛するアルブレヒトの婚約者とはつゆ知らず、その美しさに憧れる

ジゼルは、見たこともない豪華で美しいバチルダ姫👸のドレスの裾を、思わず手に取り、頬ずりしてしまいます。
その様子を見たバチルダ姫👸は、そんなジゼルの仕草が可愛らしく思え、自分がしていた首飾りをジゼルの首にかけて、プレゼントしてくれたのでした。
そして、バチルダ姫👸はジゼルの家の中で休むことにしました。


父親とバチルダ姫👸に見つかってはいけないと、村人たちの中に隠れていたアルブレヒト👨を見つけたヒラリオン🧔‍♂️は、今こそ秘密を暴くチャンスと、アルブレヒトが隠していた紋章入りの剣⚔️をジゼルに見せたのでした。

アルブレヒト👨があくまでもシラを切るので、ヒラリオン🧔‍♂️は貴族の合図の角笛📯を吹いて、バチルダ姫👸や貴族を広場に集めてしまいます。
もう隠れることも逃げることもできず観念するアルブレヒト。
バチルダ姫👸の手にキスをするアルブレヒト👨の姿を見たジゼルは、「アルブレヒトは私と愛を誓い合った仲です」とバチルダ姫👸に訴えるが、「いいえ、私がアルブレヒトの婚約者です」と言われ、アルブレヒトを問い詰めるが、背を向けて知らん顔をされてしまう。
心臓の弱いジゼルはショックのあまり倒れてしまう。

意識が戻ったとき、ジゼルはもうすでに、正気ではなくなっていた。。。

アルブレヒトと楽しく踊ったことを思い出したのか、そのステップを茫然と踏んでみたり。


その正気を失った姿は、哀れで、村人たちも心配して見守っている


ふたりで愛を誓い合ったときのことを思い浮かべたり、



どんどん壊れていく心
あまりに幸せだったあの頃のことと、今の悲しすぎる現実が交錯して、とても正気の沙汰ではいられない。。

ヒラリオン🧔‍♂️からの暴露、
バチルダ👸からの衝撃の告白
アルブレヒトの無視
心臓の弱いジゼルに耐えられるわけもなく、、、

ふたりでした花占い、花びらを1枚ずつちぎっては捨てる、、
そんな仕草を茫然と、無意識にするジゼル。






アルブレヒトの剣⚔️を逆さに持ち、振り回し、高く持ち上げ、
自らの胸に刺そうとするジゼル




もう、完全に心が崩壊したジゼルを優しく接する母親

そこへ、しっかりするんだと駆け寄るヒラリオン🧔‍♂️に激しく拒絶反応をして逃げるジゼル

もう、ジゼルの精神と心臓は風前の灯


苦しむジゼルは、
最後に優しい母親の胸に飛び込むが、、、

振り返ると、ジゼルの名を呼ぶ、愛するアルブレヒトを見つけ、

その胸に、最後の力を振り絞って飛び込むのだったが、、
力尽き、そのまま息絶えてしまうのだった。

アルブレヒトは、ジゼルに秘密を暴いて、そのショックで死なせてしまった、原因はお前のせいだ!とヒラリオン🧔‍♂️を責めて殺そうとする。

だがしかし、ジゼルを死に追いやったのは、ジゼルを騙し続けていたアルブレヒトのせいだと、
母親はアルブレヒトを突き放し
ジゼルを胸に抱き慟哭し、幕は閉じる。

バレエとは、セリフのない、踊りとマイムだけで、全てを表現します。バレリーナは声なき女優、セリフのない女優と言われています。
でも、このシーンは母の泣き叫ぶ声が、観る人達の胸にはっきりと聴こえてくるのでした。

嗚咽が漏れるほど、観る人が涙する演目は、この「ジゼル」と、
「ロミオとジュリエット」です

よろしければ、以前の「ロミオとジュリエット」のブログ記事もご覧くださいませ。

次回は、無念の死を遂げた女性だけの亡霊達が、アルブレヒトとヒラリオンを踊り狂い死にさせようとしますが、自らも精霊となったジゼルは必死でアルブレヒトを守ろうとします。