「人を顔で判断してはいけません」
そう教えられることは、たくさんありました。
主に、学校や社会で。
「見かけで人を判断してはいけない」
「その人の中身を見なさい」
「見かけがよくても、中身が最悪な人はいっぱいいるよ」
そう教えられてきました。
でも、本当にそうなのでしょうか。
もう顔で判断してしまっても、いいかな。
だめかな。
どうだろう。
いいんじゃないかな。
やっぱり、だめかな・・・
ここで言っているのは、イケメンだとか、かわいい子だとか、そういう意味ではありません。
「顔」と言っていますが、「顔つき」という意味です。
私は「顔」と「顔つき」を区別するのが、けっこう好きです。
顔つきとは、顔面が整っているかどうかではなく、その人の表情が醸し出す雰囲気のことを言っています。
顔と顔つきを区別するなら、顔つきで判断しても「いいんじゃないかな」と思うのですが、いかがでしょうか。
もう、ほんとうに極端なことを言うようですが、どれだけルックスの良い、つまり顔がいい人でも、顔つきが合わない人はいると思うのです。
どれだけカワイイ女の子でも、表情をのぞいてみると、
「あ。わたしとは、ちょっと、うまが合いそうにないな」
と思ってしまうことがあります。
顔がいい、悪い、ではないんですね。
かわいければ、それでOK!ということではないのです。
顔つきが好みか、好みじゃないか、ということなのです。
もっと言うなら、その人の表情に安心感を感じるか、違和感を感じるかの違いと言ってもいいかもしれません。
やっぱり、わたしたちは人間です。
全ての人と、うまくやれるなんてことは、なかなか難しかったりするものです。
コミュニケーション能力の高い人なら、そつなくこなせるのでしょうが、わたしにはできません。
どっちかというと、わたしは、大勢の中にいても、孤立してしまうようなタイプの人間ですから。
だから、いろんな人と、そつなく当たり障りなく、楽しくやり過ごすことが苦手です。
1対1なら問題ありません。
でも、3人以上になってくると、ちょっと雲行きが怪しくなってきます。
飲み会も、あまり得意ではありません。
飲み会中の席の移動なんかも、ハードルが高いです。
ある程度、生きてみると、なんとなく、肌が合う、合わないという感覚が育ってくると思います。
「この人とは、合わないかもな。でも、あの人なら、仲良くできそうかも」
そういう直感というのは、概して当たっているような気がします。
そして、そうした直感の根拠となっているのが、顔つきなのだと思います。
顔ではなく、顔つきをみて判断しているのです。
しっくりくる人は、やっぱり、しっくりくる顔つきをしているものです。
少なくとも、私にとっては。
ウマが合わなそうな人は、やっぱり、ウマが合わなそうな顔つきをしているものです。
もちろん偏見です。
でも、それは仕方ないと思っています。
ウマが合わなそうな顔つきの人には、なかなか話しかけにくいものです。
特に、わたしのような引っ込み思案タイプの人間には。
だから、これまで
「顔で判断してはいけない」
と教わってきましたが、
「ちょっと合わない顔つきだな」
と思ったら、時には距離を置いていいんじゃないでしょうか。
そういう偏見も、たまには許されると思うのです。
そして、
「コイツとは絶対に合わないだろうな」
そう思っていたにもかかわらず、気が付くと、なぜかウマが合ってしまっていた。
そういう経験ができたら、それ以上の喜びはありません。
