ごきげんよう。![]()
数年前の冬の朝のことです。
客先にお届け物があり、小雨の降る中出かけました。
歩いている内に雨がやみ、ビルに入ると廊下や階段は雨のしずくで濡れていて、
滑りやすくなっていました。
3階の事務所に行き、お届け物を担当者にお渡しして、階段を降りようとした時、
濡れた階段に足を取られ、20段ほど落下しました。![]()
そのビルには手すりがなかったので、壁にくっついて階段を下りましたが、
ダメでした。
すぐに立ち上がろうとしましたが、足に力が入らず転んでしまいます。
何回か試している内に疲れてしまい、その場に足を投げ出していたら、
近くを通った男性が、救急車を呼んで下さいました。🚑
私は捻挫か打撲かと思っていて、
… 今日は早退させてもらって、明日はお休みして病院に行こう …
と考えていました。
救急車に乗るのは初めてで、カーブで曲がるたびに気分が悪くなり、
少しえずいてしまいました。![]()
病院に到着し、ストレッチャーに寝たまま、診察を待っていましたが、
15分後くらいに看護師さんが迎えに来てくれました。
検査室に入ると、
田所です、よろしくお願いします。
と、診察して下さる先生が挨拶して下さった後、
色々検査を受けた結果、右足首が骨折していることがわかりました。
コニーさん、かなりの重症ですよ。
骨は放っておけば勝手にくっつきますけど、ある日いきなり折れることがあります。
そうならないように、このまま入院して手術を受けて下さい。
正しい位置に、くっつけます。
と、おっしゃいました。
田所先生は、私の主治医でした。
個室に連れて行かれ、身体にあらゆる器具をつけられましたが、
指に挟む洗濯ばさみのような物が、外れないかとヒヤヒヤしていました。💦
救急車には、上司の小林部長が付き添って下さり、バッグは手元にありましたが、
それ以外の着替えとか、お化粧水などの基礎化粧品はありませんでした。
当時足を痛めていた母には頼めないので、翌日友人に連絡し、
必要な物を持って来てもらいました。![]()
一段落してベッドに横になっていると、その部屋には、
既にテレビが1台ありましたが、看護師のA子さんが、
別のテレビを運び込んでくれました。![]()
ボ~ッとテレビを観ていたら、別の看護師のB子さんが、部屋に入るなり
コニーさん、ただでさえ足りないのに、テレビを2台も独占しないで下さい!
勝手なことをされたら困ります!
と、一方的に高圧的な態度で言ってきました。
私はまっすぐB子さんの目を見て、ゆっくり答えました。
奥のテレビは、既にありました。
近くのそれは、A子さんが私を気遣って、運び込んで下さったテレビです。
私が要求したのではありません。
今ここで、A子さんにお電話して確認なさって下さい。![]()
あ、それならいいんです。💦
いいえ、私の目の前でお電話して下さい。![]()
一方的に詰問するようなことをなさるなんて、心外です。
私は声を荒げることなく、冷静に言いました。
そこにA子さんが来たので、たった今起こったことを全て話しました。
A子さんは先輩のようで、
奥のテレビは故障してるのよ、だから別のを運んだの。
コニーさんを責めるのは考え違いだし、失礼よ。
まず、私達に聞くのが筋でしょう?
と注意してくれました。
B子さんは慌てて私に謝罪しましたが、
謝罪は受け入れません、ただただ不快です。
と、静かに答えました。![]()
私は痛みを感じながら、担当業務のこと、1人暮らしをしていましたから、
光熱費や家賃の支払いのこと、入院費用のこと等を考え、
全てにおいて疲弊しているのに、追い打ちをかけるような無神経な態度に、
憤っていました。![]()
私のように反論する患者は初めてだったのでしょう、
B子さんは、かなり動揺していました。💦
高齢者やおとなしい人にも、高圧的で無礼な態度を取るのでしょうか。
許せませんね。![]()
A子さんは私に優しい言葉をかけて、謝罪してくれましたが、
これから先の入院生活に、不安がよぎりました。![]()
~ 続 き ま す ~