こちらの記事に書いた「権力者とセクハラ」にまつわる事件として、今アメリカで話題になっているのは、国際通貨基金の専務理事でフランスの次期大統領とまで目されていたドミニク・ストラス・カーンのレイプ容疑の急展開です。
独立記念日の直前にニュースを聞きました。
これによると、被害を訴えていた女性の"credibility"(信憑性、信頼がおけるかどうか) に疑問符がついたため、それまでの扱いから一転し、ドミニク・ストラス・カーンが出所するために支払った保釈金も全額返金、アメリカ国内であればどこにでも行ってよいということになったそうなのです。
まだ国外に出られないようパスポートは返還されていないという話でした。
詳細はこちらのニューズウィークの記事に書かれています。
このニュースを伝えたラジオのコメンテーターは"American media owe him a big apology" (アメリカのメディアは彼に謝らなければならない)と言っていました。通常であれば、"“you are innocent until proven guilty”(有罪が確定するまでは無罪)という原則が、このケースでは機能しなかったからです。
ただ、このニュースを聞いていて、飛びついたメディアも「彼ならやりそうだ」という前科があったから・・・ということも言えるのではないかと思いました。タイム誌でさえ、この事件を契機に"Sex.Lies. Arrogance. What Makes Powerful Men Act Like Pigs"というタイトルのメイン記事を書いていましたから・・・
ニューズウィークの記事では陰謀の可能性も指摘されていますが、今後がどうなるのか、気になるところです。