大好きな人に理解されないのは怖いから、
伝えたいことをどこまで口に出すか、
いつも内側で線を引いていた。
「どうせ言ってもわかってもらえないだろう」
そう思って言葉を引っ込めてしまうことは、
相手を信じていないようでいて、
実は自分の伝える力、
相手の言葉を受け止める自分自身の力を
信じ切れていなかった、ということだ。
嫌われるのが怖かったんじゃない。
本音を言って、
それでも分かってもらえなかったと
落胆してしまうのが怖かった。
でも、あと一歩、もう一歩、と
自分の奥に踏み込んで
本音を言葉にしていくと、
ちゃんと受け取ってもらえた!
と感じる瞬間があることを、
最近知った。
それは、自分のことをまた一つ
深く信頼できるようになったという、安堵感。
だから、モヤモヤと絡まっている糸を
一つずつほぐしていくように、
自分の内側の扉を一つずつ
開けていくように、
言葉にして伝える練習をしている。
我慢することは、ある意味簡単。
被害者になるのは、もっと簡単。
「まだあそこは伝えきれていなかったかも」
「これも言ったほうが良かったかも」
そんな風にグジグジ思うこともあるけど、
あの瞬間の私はベストは尽くしたぞ、
といつも自分に言ってあげる。
昨日もまた、
一歩踏み出す気持ちで自分の本音を伝えたら、
新しい扉が開いた感覚があった。
そして朝、世界は真っ白だった。
新しい世界に入ったみたいだ、と思った。
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