私の住んでいる地域には、インレー湖という美しい湖があります。

ですが、実はミャンマー全国の2/3の化学肥料と農薬を使っていると言われる農薬汚染地帯。

見た目の美しい湖の水は、大量の化学肥料や農薬が流れ、水質汚染が世界中からも問題視されています。また湖上生活している村人たちは、湖で洗濯をし、生活排水をそのまま湖に流しています。トイレも下は湖のボットン便所。

とてもではないけど生活用水には使えません。貧しい村人たちはこの水に頼るしかなく、この水質汚染のせいで病気にかかったり、下痢をしたり、年間5人程度の子どもが亡くなっています。

 

本来、農業には適していて気候がいいので、野菜もお米もたくさん育ちます。ですが発展著しいミャンマー。隣の国、中国から農薬や化学肥料がどんどん入ってきています。

農業の知識や技術が乏しい村人たちは、「農薬をすれば虫がこない」「科学肥料を使えば簡単に作物が大きくなる」と思い込んでいて、中国語で書いてあるパッケージを読むこともできず、適正量もわからず、必要以上のケミカルを使うことになっています。農薬を使う方も、食べた方にも農薬中毒症状が報告されています。

私たちも市場で買う野菜は農薬をできるだけ落とすようにしています。野菜や果物の農薬が気になる!落とす方法を試してみた。

そこで私の旦那は、日本で有機農業を学んだ農業の先生なので、この問題をなんとかしようと動いているのです。私も農業勉強中!

 

日本の技術を使った有機肥料を農家に販売することで、この農薬汚染エリアに有機農業を広めようとしています。今は60以上の農家が有機肥料を使い始めています。

写真は左が有機農業で作った稲、右は農薬と化学肥料を使っています。

緑の濃さも違うし、生育もいい。

ですが先日、日本人の方にこんな指摘をもらったのです。

「有機農業は難しい。化学肥料は品質はどんどん良くなるし、それに勝つにはどうするんだ?」

確かに、化学肥料は使い方も簡単で効果もわかりやすい。ミャンマーの農家からしたら、有機農業は難しい点もある。

有機農業をより多くの農家に広めるためには、化学肥料にも勝る何かがないといけないということ。

今、旦那と必死に考えているのです。

 

 

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