ゴールデンウィーク明けに雨。

 

泣きっ面に蜂。

 

予想以上にお客様が来ず、お店は閑古鳥。

 

前に書いた、お姉さまのお客様だけが、同伴で来られている。

 

みんな、「いいなあ」と羨ましがってました。

 

こんな日にお客様を呼べるかどうかで、ホステスの価値が変わってくるものなのです。

 でもね、私にも嬉しいことがあったの。

 

連絡を取った人の大半は、「行けたら行くよ」とか、「時間があったら行くよ」と返ってきて、「今日は無理」と返ってきたお客様はあまりいなかった。他の女の子も、同じような返事ばかり。

 

まあ、そういった返信は社交辞令みたいなものなので、「必ず行く」とか「予約しておいて」というような返信がない限りは、あまり期待はしません。

 

でね、一人、「頑張ってみるけど、どうなるかわからないから、あまり期待しないでね」という返事を返してくれた私のお客様が、九時頃に来店してくださいました。

 

なんと、そのお客様が、今日二人目の来店者。

 

大抵は、そんな返事だと来られないものですが、そのお客様はゴールデンウィーク明けは客足が落ちるのを知っていて、なんとか来ようと思ってくれていたみたいです。

 

でも、仕事が溜まっていたので、どれだけ残業しないといけないのかわからない。

だから、はっきりと行くと断言できなかったそうです。

 

あの返信は、社交辞令でもなんでもなく、本心からのものだったんだ。

 

「こんなときくらい、役に立たないとね」

 

私がお礼を言うと、お客様は笑ってそう言ってくれて、「同伴できなくてごめん」と頭を下げました。

 

きっと、無理して駆けつけてくれたんだ。

私の胸に熱いものが。

 

ありがとう、本当にありがとう。

 

ドンペリを下してくれるより、何十倍も嬉しい。

 

素敵な夜でした