#99 1/15の続きです。


これは前に述べました犬の紋様の生成パターン・・
その研究によりまして、ずいぶん解明されてきたわけですよ。

そこになりますと、トルットは非常に雄弁になりまして
色々な説明をしてくれました。

以上を見ましても、犬と・・
その表現形質の出現だけで
オオカミを先祖にしてはいけない、ということが
分かると思います。

私は犬の問題をどうしてこれだけ考えるか、というと
これは人類の進化ということと
非常に強く結びついているからですね。

私たちが学生の頃には、
北京原人がいて、ジャワ原人がいて
クロマニヨン、ネアンデルタールがいて・・と
学びました。

そのクロマニヨンやネアンデルタールは
非常に高度な文化を持っておりました。

その洞窟に描かれている
狩りの絵などは、ぞっとするような
造形美を持っておりまして
その頃の人類の生活の具合がよく分かると
思いますね。


そこに犬が出てきますか?

もし、この時に犬がいたのだったら
彼らは犬を最高の友人として
狩人の横に描きこむはずじゃないですか。

これが、いないんですよ。

ということは、そこで犬が出てきたという
ホメオイドの昔、400~600万年前の
人類の始原から犬がそこにいた、と
考えるのは間違いだと思うんですね。

いなかったんです。

で、どうなったかといいますと、
人類の祖先は地球上に広がりました。

そして、広がっていないのは
新大陸だけだったのです。
そこは残ったのです。
アフリカから出て、旧大陸に広がったんですね。

このころの地球の変動、1万年、2万年、5万年の単位で
考えた場合の地球の激的な変動というのはね、
やはり、人類の進化、犬の進化について
考えなくてはいけないことだと思いますね。

この続きはまた明日。

 BYムツさん 畑 正憲