#89の続きです。

そうして次々にF1,F2,F3と子供をとっていくわけですね。

それで、F10、大体10年かかるんですね。
そうしましたら、キツネの表現形質に変異がでてくるように
なったんです。

で、これは白斑が出てくるようになったんです。
それが、不思議にも額に出たり、胸に出たり
するんですね。

これは、生き物の動的な発展、要するに形態形成というものを
学んだら人ならば、すぐに理解すると思いますけれども
一つの法則性をもって出てくるんですね。

これは、いかに発展を・・ようするにdevelopする時の
細胞の移動に非常に関係があります。

この研究が中心にやられたのは、もうかなり前になりますが
20世紀ですね。

卵があります。
それが嚢胚期になります。
細胞数が増えるんですね。
原口ができて、陥入が始まってくると
外肺葉、中胚葉、内胚葉ができてくるんですね。

で、その一つ一つを染色する技術が発達したわけです。

それを、生体染色、vital stainingといいます。
それによると、細胞がどのように流れて、
どこに定着して何になるか、ということが
追跡できるようになったのです。

これが総合的に解析してまとめたのが、
ニーダムという男がおりましてね、
彼の解析、並びに細胞の動きの追跡、が
非常にすぐれており、感動して読んだ記憶があります。

この続きは、また明日としましょう。

 BYムツさん 畑 正憲