二枚目

6月に登場した、ムツさんのFAXレターの続きをご紹介します。
前回を読まれていない方は、6月21日のブログから、どうぞ。

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短編集が結構よかったよ。(Jeffrey Archerの。)
小説の名手だと思う。

A Quiver Full of Arrms
Rwelve Red Herrings

などは、俺の書庫にあるよ。

確か、フィリピンだったと思う。
イギリス人が日本軍の捕虜になる。
日本の軍人は、意外やジェントルマンで、
何かの記念日にごちそうを作ってくれる。
それが、キンピラゴボウだったんだね。
イギリス人たちは、「木の根を食べさせた。」と
怒り始める。

ま、ハッピーエンドになるのだが、
食べ物のウラミは怖いね。

パラグアイの梅山さんがさ、現地の人たちに
農作業を手伝ってもらった。
最後の日、ご苦労さん、と移住後、ずっと大切に
しまってあった小豆で、ぜんざいをこしらえたのだそうだ。

と、人々は、俺たちはブタじゃねえ、と怒り始めて、
銃を持ち出して空に向かって発砲しなければ
おさまりがつかなかったそうだ。

(>梅山さんは、ムツさんのお母さんと同じ郷里出身で
パラグアイに移住され、農業をされています。BY 明日美)

Jeffreyは、不幸な事件に巻き込まれたね。
いつか、その話もしよう。

今度の作品は、復帰後の力作だ。
ゴッホの絵をめぐって、世界中を飛び回る
スリリングな筋立てだ。

日本も出てくるよ。

ホテル西洋が舞台になるのだが、
ここの描写はいただけない。
彼はきっと見ないで書いているね。
大きな近代的ホテルをイメージしているけれど、
ホテル西洋は、堤さんが、ヨーロッパの
古い、しゃれたホテルをイメージし、
フロントは二階にあり、まるで民宿の受付みたいなつくりで
at home なんだよ。

とあれ、筆力いまだ衰えず、面白かったね。

ニューヨークの空港では、John Grishamの
「Playing for Pizza」
を買った。
例によって、ベストセラーの棚から
適当に選ぶんだけどさ。
そういえば、Daniel Steel のものがなかったなぁ。

Grishamの本を初めて読んだのはロケの途中。
「The Firm」だ。
新しいサスペンス。
空港などで読んでいると、アメリカ人が立ちどまるんだよ。
「どうだ、おもしろいだろう!」
飛行機の隣の席の人は、
「おれ、昨夜、その本のおかげで徹夜さ」
という始末だった。
これ、映画になったよね。

早速、処女作「A Time to kill」を買った。
人種差別が根底にある力作で、熱気がこもっていたね。

次から次。

  「The Pelican Brief」
  「The Client」
  「The chamber」

探せば、書斎にあるよ。

そして、「A Painted House」
これはJeffreyと同じで、Johnは得意の
法律畑から離れ、季節労働をするpoor whiteたちを
スケッチ風に描いている。
ひとつの分野で満足できないのは、同じだね。

Playingがまたそうだった。
なんと、アメリカの有名なフットボールの選手が
イタリアへ行く。
そして、アマチュア同然のチームでプレイする。

舞台は、パロマ。
食べることに熱中する町。

そこでぶつかるもろもろの生活習慣の違いが、
ユーモアのもとになっている。

サッカーの中田もいたっけね。

パロマハムのパロマ。
生ハムがうまくってさ、パスタはよだれもの。
スケッチ風だったが、おもしろかったよ。

ああ、Skipping Christmasというもの
別のジャンルだったね。
これは、ポルトガル語で読んだ。
Esqucer O NAtal

なんだか長くなったね。
おれの書庫について、もう少し話しておくね。

じゃね。また。

  with love
m.m.Hata.

with love