ジュースを飲み干すと、今度はそこにピラフを少し入れてくれる。

 

おなかの空いてたチコは、夢中でピラフを先輩のくれた楊枝でかきこんだ。

 

「チコ!」

 

由果が怒鳴る。

 

「食べてる場合じゃないでしょ」

 

「だって」

 

「いったいなんで、なんでこんなことになっちゃったのよ」

 

チコはまだピラフをかきこみながら

 

「私が知りたいよ」

 

と由果を見上げた。

 

「今朝、目が覚めたら先輩の家にいたの。確かに自分の部屋の

 

ベッドにいたのに」

 

「ああ、俺も。目が覚めたら、ちっこいチコがいて驚いた。今までチコは

 

確かに小さかったけどもっと小さくなってるんだもんな、小さいの比じゃない、

 

小ささだ」

 

先輩は、それからジュースを由果に勧めると、今朝のことから話し始めた。